「いい絵本」の共通点とは?

ーー作品の前半・後半でじゃんぽ〜る先生は絵本を作っていますね。息子さんの反応はいかがでしたか?

じゃんぽ〜る西「はじめに計6ページの簡単な絵本を描いたときは、なかなかいい反応だったと思います。次男の好きな車や家族などを登場させたのがよかったのかなと。

そのとき感じたのは「毎日接している自分の子なら何に興味があるかわかっているから、親御さんが我が子にウケる絵本を作るのは比較的に簡単なんじゃないか」ということでしした。

でもベストセラーの絵本は、どの子どもが読んでも面白いと感じますよね。その秘密はなんだろうと思って、絵本作家さんや絵本の編集者さんに取材してみたんです。

ーー実際に絵本作家や編集者にお会いしてみて、いかがでしたか?

じゃんぽ〜る西「絵本・アニメーション作家のあさくらまやさんと、絵本編集者の土井章史さんにお会いして、絵本の作り方や絵本作家になるまでのお話をうかがいました。

こうやってストーリーを思いつくのか、こうやって絵本作りが進められるのかと、勉強になることばかりましたね。

絵本作家さんがどうやって作品を作っているのか、あまり知られていないと思いますので、この機会に知っていただけたらいいなと思います」

『おとうさん、いっしょに遊ぼ ~わんぱく日仏ファミリー!~』Ⓒじゃんぽ~る西/祥伝社フィールコミックス

ーー私も作品を読ませていただいたのですが「おもしろい絵本は、子どもの体がグッと前に出てくる」という話が印象的でした。

じゃんぽ〜る西「たしかに子どもは前のめりになって絵本を読んでいますよね。子どもは楽しさや面白さを「体」で感じる。この感覚は大人になっても覚えていたいな…なんて思いました。

最後に絵本を描いたときの反応は、ぜひ作品をチェックしていただけたら嬉しいです」