ソウルの一等地に立つ超高級タワーマンションを舞台に、欲望にまみれた住人たちが繰り広げるドロドロの復讐劇(マクチャン)。’20〜’21年最高の話題作として社会現象化した、噂のぶっ飛びドラマ『ペントハウス』3部作がいよいよレンタル開始される。
脚本を手掛けたのは『妻の誘惑』に始まり、数々のヒットドラマを生み出してきたキム・スノク。出生の秘密、記憶喪失、別人への成りすましといった、現実ではあり得ないようなことが次々に起きるストーリーを得意としていることから、“マクチャンのゴッドマザー”と呼ばれるヒットメーカーだ。
その人気脚本家が前作『皇后の品格』に続いてチュ・ドンミン監督と組んだ作品が『ペントハウス』だ。初回からあり得なさ度マックスの驚きの幕開けで、10%近い視聴率を記録。その後もうなぎ上りに記録を伸ばし、最終的に30%近くまで上昇する勢いを見せ、年末の賞レースを席巻した。
不動産と建築業で財を成した実業家チュ・ダンテが手掛けた100階建てのタワーマンション「ヘラパレス」。最上階に住むダンテと財閥出身の妻シム・スリョンを筆頭に、そこには選ばれたセレブだけが暮らしていた。ある日、声楽家を夢見て芸術高校の声楽科入学を目指す中学生ペ・ロナは、有名声楽家のチョン・ソジンを「ヘラパレス」に訪ねて指導を請う。それを知ったロナの母オ・ユニは猛反対。ユニはかつてソジンのライバルだったが、彼女のせいで夢を絶たれ、今はフリーの不動産仲介業者をしながらシングルマザーとして生きていた。
それでも結局、娘の夢を応援することにしたユニ。しかし、ソジンにまたしても妨害されてロナは不合格となる。一方、年齢を偽ってソジンの娘たちの家庭教師をしていた孤児ミン・ソラは合格する。身分を詐称していたソラに入学辞退を迫ったソジンは、ダンテとの不倫の証拠を握っていると、逆に脅されてしまう。その後、ソラが「ヘラパレス」で転落死し、事故か殺人かも分からぬまま、ダンテやソジンたち住人は自殺に見せかける。何も知らなかったスリョンは、後日ソラに関する驚愕の真実を突き止め、その死に疑問を抱く。