釜山や済州に次ぐ人気エリア、全羅北道の全州(チョンジュ)の今を伝えるレポートの3回目(最終回)は、韓屋マウル(伝統家屋街)の注目スポットとアクティビティを取り上げる。
韓屋マウルを北側から一望できる高台、梧木台(撮影は春)。ここは朝鮮王朝を開いた李成桂(イ・ソンゲ)が倭寇と戦って勝利したとき祝宴を開いた場所
韓屋マウルを一望できる撮影スポット
韓屋マウル(伝統家屋街)の南の端にある梧木台(オモクデ)は、伝統家屋の瓦(いらか)の波を一望できる場所として有名だ。
韓国式の反り返った屋根の家屋群の中から、直線的な日本家屋の屋根を見つけるのも一興だ。
また、韓屋マウルの東側にあるホテル ル・ウィン(旧全州コアリベラホテル)の上階からの景色も見応えがある。今の季節は家と家の間の濃い緑が美しいが、秋になると紅葉が見ものだ。
レンタル電動カートでらくらく散歩
電動カートはスクーター感覚で運転できる
韓屋マウル(伝統家屋街)は外周2.3キロほどの広さだが、カフェ、レストラン、文化体験施設、土産物店などが軒を連ねていて、徒歩でじっくり回ると半日はゆうにかかる。
そこで効率よく見て回る手段として最近人気なのがレンタル電動カート。とくに3~4人のグループ、子供連れにはおすすめだ。
本場の全州ビビンパ調理体験
「同楽園 伝統文化生活体験」の先生と通訳を務めた筆者(左)
10数種類もの食材ひとつひとつ丁寧に下味をつけ、ごはんを入れた器に美しく盛り付けるのが本来の全州ピビンパだ。
市内には「家族会館」「盛味堂」「韓国チプ」など全州ビヒンパの有名店が数軒あるが、一度は体験してみたいのがビビンパ作りだ。
筆者も日本人グループといっしょに何度か体験したが、ふだん台所に立たない人が額に汗しながら調理に取り組む姿はなかなか微笑ましい。家族やグループで経験すればよい思い出になるだろう。
韓屋マウル内の文化体験施設ではたいてい行っているし、全州市や全羅北道の公共施設でも開かれているので、ネットで調べてみるとよいだろう。




























