2:オンラインゲームなどの高額課金

今や小学校低学年でもオンラインゲームやスマホゲームにいそしんでいる子どもは少なくありません。我が家の小学二年生も、アプリゲームをタブレットで毎日のようにプレイしています。

基本的には、子どもには有料アイテムなどの購入はナシの“無課金”スタイルで遊ばせると思いますが、中には親が認証パスワードを管理しつつ、ポイントやアイテムが欲しいときは相談してもらって“一部課金アリ”で遊ばせているケースも。

しかし、ある事例では、パスワード入力後30分間はパスワードの再入力不要の設定になっていて、いつの間にか子どもが追加で課金アイテムを購入してしまい10万円を超える請求が来たというものも!

無料をうたっているオンラインゲームで、アプリ内アイテムが有料であることに気付かず購入してしまうケースもあるそう。

課金については、年齢に応じた課金の上限設定を設けるのはもちろん、プリペイドカード等を上手に活用するのも手です。

カードなら使える金額の上限がはっきりしているので、お小遣いで自ら買って上限額を決めることで、コントロールしながら使う力が身につくでしょう。

3:性的被害、ストーカー被害

SNSで怖いのが個人情報の流出。それがもとで犯罪に巻き込まれるケースが多数報告されています。

ある女の子が、よく行くショッピングタウンでお気に入りのお店を見つけたため、親しい人たちに教えてあげようと位置情報オフで撮影した写真をSNSに投稿したところ、写真の背景から場所がわかり生活範囲が特定され、ストーカー被害に遭ったという事例もあります。

スマホのカメラはどんどん性能が高まっており、ピースサインで指紋が判別できたり、瞳にうつったものから場所が特定できたりします。

一番の対策はプライベートな情報を一切ネットに載せないことですが、年頃であれば特に、親しい人たちとネットを通じて共有したいこともありますよね。

そういうときは投稿前によく見直し、非公開設定にして特定の人とだけ共有する等の危機管理をするよう、教える必要があります。

また、SNSで知り合った人間から脅迫されたり性的被害に遭うという痛ましいケースもあります。

SNSで好きなアーティストの話題で意気投合した人と直接やりとりを始め、誰にも言えない秘密も打ち明けられる仲になって顔写真を送り合ったら、「写真付きで秘密をネットで拡散する」と脅されたという事例や、SNSで相談相手になってくれた相手とDMでやりとりするようになり、会いに行ってそのまま連絡がとれなくなったという事例も。

「裸の写真を送れ」と脅されたり、会いに行って性的被害に遭うケースは、どれも「最初はいい人のふりをしてSNS上で巧みに近づいてくる」のです。

ネット上では性別も年齢も偽れます。一人で会いに行くのはもちろん、DMで個人的なやりとりをして深入りするのもNGとし、親や友人にも相談しづらいことがあるなら専門の相談窓口を利用するように促しましょう。