高機能ウェアの違いは? 北欧「ISBJÖRN(イスビョン)」インタビュー

着用ウェア「ISBJÖRN」HELICOPTER WINTER JACKETⅡKIDS:#455、OFFPIST SKI PANT

それでは逆に、ハイブランドの高機能スキーウェアには、3〜5万円の価値があるのでしょうか?

北欧スウェーデンのこどものためのアウトドアウェア「ISBJÖRN(イスビョン)」を日本で販売する、株式会社RCTジャパンの吉野亜紀さんに、お話を伺いました。

ー「ISBJÖRN(イスビョン)」とは、どのようなブランドですか?

RCTジャパン吉野さん:創業者Maria FrykmanとCamilla Schmidtに子どもが生まれ、「家族一緒に北欧でのアウトドアライフを過ごしたい」との想いから生まれた、北欧スウェーデンの、こどものためのアウトドアウェアブランドです。

厳しい北欧の自然の中で、悪天候に対応し、またハードな使用にも耐えられるように、作られています。

ISBJÖRN(イスビョン)」は、スウェーデン語で “北極くま” の意味で、シンボルとしても描かれています(KIDSサイズのみ)。

これは、北極くまが、自然界でもっともタフと言われるためです。

着用ウェア「ISBJÖRN」PENGUIN SNÖOWSUIT#470

 

ー子どもは成長が早いので、高価なウェアの購入をためらうお父さん、お母さんも多いのではと思います

RCTジャパン吉野さん:子どもは大人よりも、活発ですよね。汗も掻きやすいので、急に体が冷えてしまいます。

汗で体を冷やし風邪をひいてしまったり、寒さで泣き出してしまったり……不快な状態でのスポーツは、大人だって辛い物です。

楽しいはずのファミリースキーが、耐えるスキーになってしまうかもしれません。

本当は、大人よりも、子どもの方が、機能素材が必要なのではないでしょうか。

ISBJÖRN(イスビョン)」では、大人と同じ機能素材を使って、子ども用アウトドアウェアを作っています。

「ISBJÖRN(イスビョン)」のスノーウェアには、Owner 1、Owner 2、Owner 3、と、所有する子どもの名前を書く欄が、3人分ある

また、スウェーデンの価値観では、良い物は、弟妹や下の世代に受け継いでいきます。

ISBJÖRN(イスビョン)」のスキーウェアも、最初から、持ち主の記名をする欄が、3箇所あるんですよ。

3代で使うと考えれば、けっして高い出費ではない、という考え方もありますよね。

ISBJÖRN(イスビョン)」では、保温性や、汗を素早く放出する透湿性に優れた高機能素材、着心地の良い素材はもちろん、耐久性の強い衣類を提供しています。

良いものを長くご愛用頂けるので、すぐに新しいものを購入するのではなく、リ・ユースが促進され、環境保護にもなります。

また、90%以上の製品にブルーサインを取得し、人と環境に優しい厳選された素材のみで衣類を製造しているところも、「ISBJÖRN(イスビョン)」の特徴です。

■ブルーサインとは

bluesign®とは、国際的に認められたスイスの環境保護品質検査機関で、素材や製造過程で、環境や人々の健康に害を与えず、安全であることを検査し、証明しています。

 

ー高機能ウェアを着用することで、具体的にどのような違いが出ますか?

RCTジャパン吉野さん:「ISBJÖRN(イスビョン)」について言うならば、母親ならではの、愛情を注いだものづくりが、品質に現れています。

本国CEO Maria Frykmanは、3児のママで、子ども達に日々、着心地や、心地よさを聞き出し、製品作りに役立てたり、常に改良したりしています。

だからこそ、子どもにとって着心地が良く、汗を掻いても蒸れず、寒くなりません。

私も、7歳の娘が、ベビーの頃から、今に至るまで、「ISBJÖRN(イスビョン)」を着てもらい、その効果を確かめています。

子どもは正直で、よちよち歩きの頃から、着心地の良い物を好んで着用しますが、娘はすっかりイスビョンフレンズです。

お陰で、着心地の悪いものや、寒さを感じる衣類は、全く着てくれなくなりました。

娘に、何で着ないの? と尋ねると、「ここが当たって痛いの」とか、「寒いから嫌だ」とか、「着にくいの」などと言われます。

着用ウェア「ISBJÖRN」PENGUIN SNÖOWSUIT#470

また、スキーシーンでは、あまり気温が低くない場所でも、ウェア内が汗でいっぱいになっていた経験は、一度もありません。

汗冷えしないので、体調を壊したりする心配もありません。

北海道・網走のディーラーさんのお子様も、「ISBJÖRN(イスビョン)」を着用して下さっています。

「保温性が高いから子供が寒がらないんだよね」と、おっしゃってくれます。

 

ー高機能ウェアの性能を引き出すコツはありますか?

RCTジャパン吉野さん:はい、こうした高機能素材の効果を、最大に発揮させるには、レイヤリング(着せ方)がポイントになります。

ベースレイヤー(下着)で汗を素早く吸収し、ミッドレイヤー(中間着)で拡散させ、アウターレイヤー(スキーウェアなど)で汗を放出させつつ保温性を保ちます。

ISBJÖRN(イスビョン)」では、スキーウェアだけでなく、ベースレイヤーや、ミッドレイヤーも、機能性の高い物を提供しています。

白銀の楽しい世界を、ファミリーやお友達と、快適に、楽しく過ごしていただけたらなと思います。