よりにもよって行こうと思った日に雪が降るとは。『台湾老劉(ろうりゅう)胡椒餅 吉祥寺店』である。
聞けば、吉祥寺は朝6時から雪が降り始めたのだそうだ。オープン前、店先で雪かきをしていたし、カウンターには雪だるまが飾ってあるし。こんな雪の日でも正午にオープンした。
店内はガラス張りで、胡椒餅を作る様子が外から丸見え。
タンドリー窯のような窯の壁面に、胡椒餅を貼り付けて焼いていた。
焼き上がると手袋をした手を窯に入れ、次々と取り出しては窯のふちに並べていく。
窯のなかも胡椒餅もアツアツなんだろうなあ、きっと。

これを別の人がトングでつかみ、1個1個三角形の紙袋に詰めていく。
アツアツの胡椒餅を頬張りながら温かい台湾茶を飲む悦び
胡椒餅といっしょに「鉄観音茶」、「蜜香紅茶」、「四季春茶」、「白桃烏龍茶」の4種類(350円~/以下すべて税込)を販売していた。
どれも茶葉品評員が選んだ、台湾茶を使っているという。

焼き立ての胡椒餅(1個430円)を4個と「鉄観音茶」を購入。
イートインスペースがあれば、アツアツの胡椒餅を食べていこうと思っていた。店の外にカウンターがあると教えてもらったものの、「雪が積もっていますよ」だって。そうだよね、この雪だもの。
野外のイートインカウンターには雪が数センチ積もっていた。それをなんとか払いのけ、イートインスペースを作った。
雪が降るなか、胡椒餅を食べながら熱い鉄観音茶をすすることにした。

台湾に雪は降らないだろうけど、雪見酒ならぬ、雪見胡椒餅である。

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