3:「相手の考えを知ってから自分の気持ちを決める」は悪い手

誰だって好きな人の状態に左右される依存性がありますが、悪い依存は「相手の気持ちを先に知って、それに合わせて自分の気持ちを決める」やり方です。

まだ好かれているのなら自分も好きでいるし、もう好意がなくなったのであれば自分も捨てるというような決め方は、自分の意思で決めた方向ではないためどこまでも「相手しだい」になり、余計に心が不安定になります。

関係は対等です。お互いに「こうありたい」の本音を確認してふたりで良い道を探していくのが、幸せな恋愛のはず。

好きな人との仲が険悪になると、自分が抱えるネガティブな感情で心がいっぱいになり、これ以上傷つきたくないからと本音を見ることから逃げる人がいますが、それでは相手が仲直りを望んだときにその思いを受け止める土台がありません。

相手にどう思われているかは自分で決めることができないのが現実です。そこを悩むより「自分は相手をどう思っているか」が今後を決める大切な基本。

信頼と愛情を取り戻したいと思っているのか、本当はこれ以上好きでいても無理だろうなと思っているのか、仲がこじれたときこそ自分の「どうありたいか」に従うのが悔いのない選択です。