6:「一発逆転」は難しいのが現実
自分がいわゆる「やらかした側」になり、手ひどく相手を傷つけたのを知ると、心がひるみ何も考えられないまま関係から逃げ出したり、逆に一発逆転を狙って愛情を取り戻そうとしたり、衝動で動くこともよくあります。
どうすればいいかを冷静に考えられないのはショックの大きさからですが、焦って相手の心を動かそうとするほどに「尊重してくれない」と思われるのが現実です。
自分が落ち着かないからという理由だけで振り回すのは、余計に愛情が冷める原因にもなります。
一発逆転が成功するのは相手もやり直したいと思っているときだけ。まだ気持ちが不安定なうちにまた新しい衝撃を与えられたら、相手はキャパオーバーになることもあります。
相手の気持ちを無理やりこちらに向けさせるようなやり方は、自分本意に関係を続けたい証拠です。
狙うのであれば、「今すぐ愛情を取り戻すこと」ではなく「ふたりの関係に誠実でありたいと伝えて心を開いてもらうこと」。
自分にできるのは、素直に本心を伝えることが最善なのだと心得たいですね。
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好きな人だからこそ、仲がこじれると悲しいし自信を失いますが、縁を正しく大切にするためには焦らないことが必須。
関係は、ひとりで成立するものではなくふたりが足並みを揃えてこそ愛情が続くのを忘れず、冷静さを取り戻すことをまず考えましょう。
それが相手を尊重する一歩であり、自分の本音をしっかりと見る勇気が、ふたりの愛情をこれからも育てていける大切な糧になります。
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