ソン・シギョン

トリを飾ったのは“バラードの皇帝”ソン・シギョンだ。彼も『君は僕の春だ』(『シークレット・ガーデン』)、『君のすべての瞬間』(キム・スヒョン主演『星から来たあなた』)、『やさしく、さよなら』(パク・ボゴム主演『雲が描いた月明り』)と、まずはドラマOSTを披露する。

そして日本の大ヒット・ドラマの主題歌『Everything』と『さよならは言わない』の2曲をカバー。彼は、「原曲は越えるなんてありえない」と話すが、オリジナルの編曲が施されたシギョン流の歌にドラマ(『やまとなでしこ』『トライアングル』)の名場面が蘇った。

また澱みのない日本語トークも楽しく、ウィットの効いた喋りは最早、話芸の域に。特に、綾小路きみまろ著の「書きとり帳」をネタにしたトークは最高に愉快で、彼が読み上げる漫談に皆、大爆笑。本編最後の『僕に来る道』(2001年のデビュー曲)も「あれから18年。まだ心はその時のまま。体はその時のままではありません」ときみまろ風のイントロで客席を笑いの渦に巻き込んでいた。

フィナーレでは3人がステージに立ち、シギョンはテウとチヨンを「僕の自慢のアーティスト。一緒に出来て心強かったです」と称賛。ライブ中はモニターに映る日本語訳の詞が感動をより大きくし、実力派3人のセッションは実に贅沢だった。

韓流ぴあ 11th Anniversary Event
「OST VOCALIST SUPER SESSIONS ペク・チヨン/ソン・シギョン/キム・テウ」夜公演
セットリスト
2月28日@中野サンプラザ

1NATION<オープニングアクト>
M1. YOU
M2. LITTLE STUFF
M3. Shape of you
キム・テウ
M1. High High 『紳士の品格』
M2. Dreaming Dream 『IRIS-アイリス-』
M3. Falling In Love 『ペク・ドンス』
M4. 君という翼 『個人の趣向』
M5. Love Rain
M6. The words I want to say
ペク・チヨン
M1. その女 『シークレット・ガーデン』
M2. 愛さない~サランアネ~
M3. あなたの心
M4. 私の耳にキャンディ 『シークレット・ガーデン』
M5. ここが痛い 『千日の約束』
M6. 忘れないで 『IRIS-アイリス-』
ソン・シギョン
M1. 君は僕の春だ 『シークレット・ガーデン』
M2. 君のすべての瞬間 『星から来たあなた』
M3. やさしく、さようなら 『雲が描いた月明り』
M4. Everything 『やまとなでしこ』
M5. さよならは言わない
M6. 僕に来る道
アンコール. 二人

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