「仲良しのママ友がお子さんを塾に通わせはじめ、それを聞いた娘も同じところに行きたいと言い出したので入会しました。
そこは個人が経営する小さな塾で、算数を丁寧に見てもらえるとママ友から聞いていたので、文章題でつまずく娘にはちょうどいいと思っていたのですが……。
迎えに行ったときに教室を覗くと、先生からきつい言葉で間違いを指摘される娘を見てショックを受けました。
先生の言っていることは正しいけれど、『できて当たり前ですよ』とまで口にするのは、ちょっと違うのでは、とも感じて。
ママ友は『先生はいつもあんな感じだから』と言っていて、お子さんは先生の声にひるまずしっかりプリントに向かっているのですが、隣で肩を落とす娘を目の当たりにして胸が痛かったです。
案の定、娘は塾に足を向けるのを嫌がるようになり、私自身先生のきつい言い方に疑問を覚えたので、二ヶ月目くらいで辞めました。
子どもによって先生との相性は違うし、そこは実際に通わせてみないとわからないところではあるけれど、先にどういう先生かを知っておくのも大切だなと思います。
私の場合はママ友の『しっかりした良い先生』という言葉を真に受けていましたが、できれば複数の人から先生の人柄などを聞いておくのがいいですね」(40歳/自営業)
教室では必ずいる先生との相性は、通わせながら見極めていくのが正解ともいえますが、入る前に人となりをつかんでおくことも大切。
ほかの子にとっては良い先生でも、自分の子どもと合わないのなら通わせるのは難しくなります。
性格の感じ方は人によって違うので、一人ではなく何人かに聞いてみることができるなら、入会前に確認しておきたいですね。