5:テレビの明るさを調節する
テレビのある家庭では、なんとなくずっとつけっぱなしだったり、家事をしている間子どもに見せたりなど、テレビをつけている時間が長くなりがちですよね。
観ていないときは小まめに電源を切るのはもちろん、もうひとつテレビにかかる電気代を節約する方法があるそう。
「元々、特に夜だとテレビが明るすぎて子どもにとって刺激になり、眠くなくなるかなというのもあり、テレビの明るさ調整をして普通よりやや暗めくらいに設定していたんですが、明るくしているより電気代が抑えられると聞きました」
経済産業省資源エネルギー庁によると、テレビの明るさを最大から中くらいに調節することで、電気代の節約になるそう。
また、部屋の明るさに応じて画面の明るさを自動調整し、無駄に消費する電力を減らしてくれる「明るさセンサー」や、一定時間信号がないと、自動的に電源をオフにしてくれる「無信号電源オフ機能」など、最近のテレビには省エネモードが搭載されています。ぜひ活用して、省エネでテレビを楽しんでみては。
6:季節に応じて冷蔵庫の温度を変える
冷蔵庫も、日々の生活には欠かせない大物家電。できるだけ電気代を節約して使用したいですよね。
適切な放熱スペースを確保するために冷蔵庫を壁からある程度離して設置する、冷蔵庫の中を整理してあまりパンパンに詰め込まない、無駄に開け閉めしないなどの節約術はわりと知られているかと思いますが、他にこんな工夫をしているママも。
「冷蔵庫の温度設定を、夏は『強』に、冬は『弱』にしています。設定温度を強から中、弱に変えることで節電になるらしいので、そもそも庫内が冷えやすい冬は『弱』にして節約しています 」
冷蔵庫は外気の温度の影響を受けやすい家電。気温が高くなる夏は、冷蔵庫内の温度も高くなりやすい一方、気温が低くなる冬は「強」でなくても十分冷えます。季節に応じた適切な設定温度にすることが節約につながるんですね。
7:炊飯器や電気ポットは保温せず電源プラグをこまめに抜く
他に毎日使う家電と言えば、お米が大好きな日本人なら炊飯器が挙げられます。そんな炊飯器に関する節約術を教えてくれたママもいました。
「炊飯器で炊いたごはんは保温モードで保温せずに、使わない分はすぐに出して冷ましてから冷凍庫へ。食べるときに電子レンジでチンしています。保温するのにかかるエネルギーより、電子レンジで温め直すエネルギーの方が実は少ないらしいです」
実は筆者もこれは実践していたのですが、単純に「すぐに冷凍したご飯のほうが、保温しておいたご飯よりもおいしく感じる」という理由からでした。節約にもなっていたとは驚きです。
同じように、電気ポットも保温状態にしておかずに使うときに再沸騰させたほうが電気代は節約できるのだとか。実は電気ポットは消費電力が大きい家電のひとつで、ふだんはコンセントから電源プラグを抜いておいて、使うときに再沸騰させるのが節約になるそうですよ。
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ママたちの細かい工夫が見られた電気代節約術。高騰する電気代に悲鳴をあげそうになりますが、できることからコツコツと節約して、少しでも毎月の電気代を減らしてみてはいかがでしょうか。