身体にいいものを取り入れたり、きちんと定期的に健診やメンテナンスに通ったり、スポーツジムで汗を流したり。「健康」のために、みなさんは何か意識的に行っていることはありますか?
今回は、心身のコンディション向上を目的とした啓発活動などを行う「日本リカバリー協会」が、日本疲労学会、株式会社ベネクスと共同で行った調査「ココロの体力測定 2024」の一部をご紹介します。
これは全国10万人の20~70代の男女に行われたアンケート調査で、本記事では「健康に対する投資意識」にフォーカス。気になる実態を紐解きます。
自分の健康への「投資」どれくらいやっている?
本調査では、健康についての時間の投資、お金の投資の意識について、さまざまな角度から分析しています。
はじめにそれぞれの投資意識について割合を見ていくと、「健康に対する自分の時間投資」に関しては、「投資しない」(30.4%)「どちらともいえない」(35.0%)「投資する」(34.6%)、「健康に対する自分のお金投資」に関しては、「投資しない」(36.6%)「どちらともいえない」(34.0%)「投資する」(29.3%)となりました。
微々たる差ではありますが、時間は「投資する」人がやや多く、お金は「投資しない」人がやや多いのがわかります。お金をかけずに健康になりたい! という人が多いのでしょうか。
詳しくデータを見ていくと、健康に対して時間とお金を両方投資する意識がある人は24.2%。時間のみ投資する意識がある人は10.4%、お金のみ投資する意識がある人は5.1%という結果になりました。
健康になるにはお金も時間もかかることがわかっているからこそ、なんらかの形で健康を意識している人は、時間もお金も割とかけたい傾向にはあるようです。
男女別に見たところ、健康に対して時間とお金の両方に投資する人は、男性で25.1%、女性で23.1%となりました。