健康への投資意識、ライフステージによって変化も
【健康に対する投資意識】年代別の健康への投資意識
20～70代の各年代ごとに、健康に対する投資意識を比較します。
時間・お金ともに、男性で投資する意識が最も高いのは20代。次いで30代、40代となり、年齢が若い人ほど、健康投資意識が高いということがわかります。
女性の場合、時間の投資意識が最も高いのは70代。次いで20代、60代と続きます。一方で、お金の投資意識は最も20代が高く、次いで70代。そのあと30代・40代が同率でした。
最も男女差が開くのは時間・お金ともに30代という結果になりました。
20代の女性の場合、美容や健康にお金をかけるというのは納得の範疇ですよね。お金や時間に余裕のある70代が健康を気遣うのもわかります。
一方女性の30代～40代は、ライフステージの変化により、家事や子育てに追われて時間やお金の余裕がないという人もたくさんいます。ゆえに健康に意識を向けることができず、割合として低くなってしまった、そういった背景も推察できます。
【健康に対する投資意識】職業別の健康への投資意識
職業別に見たとき、経営者・役員といった収入の高い人ほど時間もお金もかけられる傾向にあり、パート・アルバイトなどは健康への投資意識が低いことがわかっています。
また、世帯年収ごとに見ても、世帯年収が高くなればなるほど、時間もお金も投資する割合が増えることが明らかになりました。
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過去4年間で比べると、健康に時間を投資する人は減少傾向で、お金への投資は横ばいだったそうです。実際、外出自粛などが行われていた時期に比べると、そこまで自分の健康に気を配らなくなったという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
あの頃に比べると毎日が充実していて、健康のために使う時間とお金が足りない！ という人もいそうです。
もちろん何もせずに常に健康でいられる状態というのが望ましいもの。だけど実際、健康への時間やお金の投資は必要不可欠なものとも言えます。
みなさんの健康意識はいかがですか？ 毎日の生活を見直し、意識していなかった部分に注意を払ってみてもいいのかもしれませんね。
「ココロの体力測定 2024」
調査期間：2024年4月25日～5月30日
調査対象：全国の20～79歳の10万人（男女各5万人）
調査方法：インターネット調査
調査主体：一般社団法人日本リカバリー協会
※疲労度合項目：厚生労働省「ストレスチェック」B項目を基に独自加工して、点数化
※サンプル数は男女各5万人で、各都道府県500サンプル以上を確保し、その後人口比率（都道府県、年代、有職割合）でウエイト修正
※人口換算は、総務省統計局の令和6年4月22日公表【2024年（令和6年）4月1日現在（概算値）】の20～79歳9159万人を採用し、性別・年代別に係数化を行い算出
