「東リベ」の魅力はキャラクターにある

撮影/奥田耕平

――2を演じ終えて、おふたりが感じる「東リベ」の魅力とは何だと思われますか?

吉沢 やっぱりキャラクターなんじゃないかと。ひとりひとりが魅力的だし、キャラ同士の関係性とかも熱かったりします。ヤンキー漫画って若い男子が読むものというイメージがあったんですけど、『東リベ』はどちらかという女性に人気があるなと感じていて、それはキャラクターのそれぞれの魅力のおかげなのかなと思います。

高杉 キャラクターはそれぞれに魅力がありますよね。あと、ヤンキー漫画にタイムスリップ要素があるのも珍しいなと最初思いました。タケミチは実際の実年齢は20代後半でリベンジをするためにタイムスリップをしていて、未来を変えるために過去を変えていくという、その要素がすごく応援をしたくなるのかなと思って見ていました。

©和久井健/講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会

――お互いの演技についてはどう思われましたか?

吉沢 千冬は原作から飛び出してきていますよね。ビジュアルももちろんそうだし、声の雰囲気とか佇まいというか、そういうのが「すげえな」と思いながら見ていました。

高杉 俺は東リベでも、ドラマで共演させていただいたときもそうなんですが、本当に吉沢さんは心の奥底からの湧き上がりの瞬間を演じるのがすごい俳優さんだなと思います。湧き上がっている感情が、声に出していなくても表情に出していなくても、すごく見えてくるものがあって、みていてぞっとするんです。それを見られて、共演していて楽しかったです。

別にどなっているわけでも声を荒げているわけでもないのに「怒っている」のが伝わってくる。台本では「すっと冷めて怒っている」とか簡単に書いてあるんですけど、それを見ている人が肌で感じられるように表現している亮さんがめちゃくちゃかっこよかったです。亮さんのマイキーだからこその、静かなる怒りの表現がすごいんです。

撮影/奥田耕平

――お互い、素の人間としては、どんな人だと思われていますか?

吉沢 どんな人間?

高杉 俺どんな人間なんだろう(笑)。なんかめちゃくちゃ怠惰です。

吉沢 怠惰なんだ? 意外だね。

高杉 ほんとうですか? ちゃらんぽらんっす(笑)。

吉沢 不器用そうだなというイメージはあります。でもこの作品でもそうですし、この撮影をしたすぐあとにドラマでも共演しているんですけど、誰よりも謙虚で、現場での居方がすごく低姿勢で、すごく真面目だし、めっちゃいいやつだなと思っています。

高杉 嬉しいです! 亮さんは俺、ずっとお会いしたかったんですけどお会いできなくて、東リベでアクション練習のときに初めてお会いしてお話させていただいて。そのあとドラマがあって、最初は話しかけるのを緊張していたんです。あまり話さない方なのかな?と思っていたので。でも話してみたらめちゃくちゃお話してくださるし、優しいです。すごくまわりを見ているなと感じます。僕のこともなんだかんだ助けてくれます。

吉沢 なんだかんだって(笑)。

高杉 最初はそんなそぶりないんですよ。でもちゃんと助けてくれることがすごくあるなって。本当に頼れるなって思っています。

©和久井健/講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会

――プライベートでオンラインゲームを1度されたきりとのことですが、またご一緒される機会もあるかもしれませんね。

吉沢 あの一回きりしかやれてないからね(笑)。

高杉 違うんですよ!(笑)

吉沢 最近ゲーム環境が整ったので、ようやく同じスペックで同じゲームがやれるので、ここからが楽しみですね。

高杉 楽しみです!