繊細なバランスによって独特の旨みを表現する「ザ・プレミアムモルツ」

そして、サントリーが世界に向けて開発したプレミアムビール「ザ・プレミアムモルツ」をいただきます。

国産ビールメーカー4社の中で、ややインパクトが弱めだったサントリーですが、この「ザ・プレミアムモルツ」発売後は、一気に市場の支持を得るようになり、今日では「プレモル」の名で、「うまいビール」の代名詞的銘柄の座を欲しいままにしています。

一口目の苦味は弱めですが、麦芽特有の甘みを全面に感じさせ、実に贅沢な味わいを楽しませてくれます。さらに、鋭いキレの良さと相まって、結果的にシーンや料理を問わず、どんな場面でも優雅な飲み口を楽しませてくれるように思いました。

余談ですが、筆者が初めて「ザ・プレミアムモルツ」を口にしたとき、一緒に飲んだ友人に「これはなんだ。めちゃくちゃ美味しいんだけど」と問うた記憶があります。

それほどに市販ビールの大半から突出した味わいで、「プレモル」にどっぷりハマると、なかなか抜け出せなくなるほどのこ指摘なビールに仕上がっているように思いました。

繊細な設計で爽やかな味わいを表現した「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉香るエール」

そして、「ザ・プレミアムモルツ」 をさらに軽やかな口当たりにした「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉香るエール」をいただきます。

繊細な飲み口設計は「ザ・プレミアムモルツ」同様ですが、初心者にも楽しめる軽い飲み口が特徴の一品です。

苦味を極めて抑え、その分、甘味が際立った印象で、この辺は好き・嫌いがはっきり分かれるとことでしょう。ただし、香り・爽やかさはかなり強く、これらのおかげで従来のビールが苦手な方にとってはかなり飲みやすい味わいとなっています。

「ザ・プレミアムモルツ」ブランドの1種ではありますが、「ザ・プレミアムモルツ」との差別化をはっきりさせた銘柄でもありますので、飲み比べしてみるのも楽しいと思いました。

清々しくホップの味を楽しめる「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉ホワイトエール」

そして、「ザ・プレミアムモルツ」 ブランドの銘柄「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉ホワイトエール」をいただきます。

前項の「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉香るエール」と似たパッケージでもあることから、「こちらも香りが立った味わいかな」と思いましたが、口にしてみると明らかな違いを感じることができました。

苦味を抑えている点は「ザ・プレミアム・モルツ 〈ジャパニーズエール〉香るエール」と確かに似ていますが、全体の飲み口はさらに爽やかでフレッシュな印象。またキメが細かい印象もあり、クリーミーな泡の味わいがかえって際立ち独特のバランスを持ったビールのように思いました。

こちらもまた好き・嫌いがはっきり分かれるようにも思いましたが、爽やかで清々しい味わいでもあるので、暑い夏場では特に支持が集まりそうにも思いました。