様々なマイノリティ性を持つキャストたちと出会う「リアル対話ゲームⅡ『囚われのキミは、』」は、多様性を楽しく学べるリアル対話ゲーム。
実際にイベントに参加し、運営メンバーにイベントに込めた想いを聞きました。
私はイベントやワークショップに行くのが大好きです。
そんな私が最近参加した中で特に「これはオススメしたい!」と声を大にして伝えたいのが、以前から噂で聞いていた「囚われのキミは、」という“リアル対話ゲーム”。
ここは世界最短で卒業する学校。
教科の科目は、「目」を使わない「美術」
「耳」を使わない「音楽」
「体」を使わない「体育」
それはつまり、「普通」を使わないということ。校訓はただひとつ「囚われない」。
「“普通”を使わない授業ってどうやるの? 行って確かめなければ!」と足を運んでみたところ、自分と社会への眼差しががらりと変わる、衝撃的な体験となりました。
今回は「囚われのキミは、」の体験レビューと共に、運営メンバーの方々に聞いた、同イベントに込められた想いを紹介します。
「リアル対話ゲームⅡ『囚われのキミは、』」とは?
「囚われのキミは、」は、様々なマイノリティ性を持つキャストと共に、授業を通してお互いを知る喜びを体験し、社会を学び合うプログラム。
参加者の視野を広げてくれる、まさに学校のようなイベントです。
参加者を迎えてくれるキャストは、個性豊かなエンターテイナー揃い!
「電動車いすの人がスピンする。白杖を持った人がダンスする。低身長の人と補聴器をつけた人が手話で会話する。透き通った白い肌の人。性別に左右されない人。1回につき2人のキャストがあなたを待っています」
「社会的マイノリティであるキャストたちとリアルに関わり合いながら、マイノリティとマジョリティの境界線がグラデーションになる感覚を体験できます。
福祉というより、楽しみながら学べるソーシャルエンターテイメントです」と、ゲームについて語る演出助手のAyanecoさん。
この学校で学べる授業の科目は全部で4つあります。
筆者が体験した授業から、厳選した2つを紹介します。