年末年始に短鎖脂肪酸を増やしたい人は必見!年越しそばとおせち料理の食べ方
同セミナーに登壇していた管理栄養士・料理家の柴田真希さんは、短鎖脂肪酸を腸内に効率よく作り出すための食べ方を具体的に教えてくれました。
柴田真希さん(以下、柴田)「ビフィズス菌入りヨーグルト100gと水溶性食物繊維 2gの組み合わせがおすすめです。パッケージに『ビフィズス菌入り』と書いてあるヨーグルトを選び、1日100gを目安に食べる習慣をつけましょう。合わせて水溶性食物繊維2gを取り入れることがポイントです」
江崎グリコが独自開発したビフィズス菌「GCL2050株」は、短鎖脂肪酸を多く、効率良く作らせることが確認されており、食物繊維(イヌリン)と合わせることで腸内の短鎖脂肪酸の割合が高まることが実験結果として得られているそうです。ビフィズス菌商品を探す際には覚えておきましょう。
年末年始メニューからの水溶性食物繊維の取り入れ方
ところで、水溶性食物繊維を含む食品にはどんなものがあるのでしょうか?柴田さんは、年末年始メニューのうち、年越しそばとおせち料理でよく使われる食品を例に挙げ、どのくらいの量を含むのか教えてくれました。
「年越しそば」の水溶性食物繊維の量
・そば 1.0g(1杯200gあたり)
・トッピング:納豆 0.9g(1パック 40gあたり)
・かき揚げ・天ぷら:小麦粉 0.2g(20gあたり)
「おせち料理」の水溶性食物繊維の量
・栗きんとん
さつまいも 0.5g(50gあたり)、くり甘露煮 0.1g(20gあたり)
・たたきごぼう
ごぼう 0.7g(1/5本・30g)
・酢ばす
れんこん 0.1g(小1節・50g)
・お雑煮
里芋 0.4g(1個・50g)
小松菜 0.2g(1株・40g)
出典:文部科学省「日本標準食品成分表2020年版(八訂)」より計算
年越しそばやおせち料理では、これらを目安に、1日2g摂取を目指しましょう。