短鎖脂肪酸を増やすための手軽に作れるメニュー3選
続いては、柴田さんがおすすめする「ビフィズス菌入りヨーグルト」×「水溶性食物繊維」の3つのメニューをチェックしておきましょう。
1.「根菜のホットサラダ ヨーグルトのバーニャカウダ風」
柴田「オリーブオイルとにんにくを温めて、粗熱が取れたらみそ+ビフィズス菌入りヨーグルトで味付けを。ごぼう、ブロッコリー、にんじん、さつまいも、かぶなどをディップしていただきましょう」
2.「根菜のキーマカレー ヨーグルトソース」
柴田「豚ひき肉、じゃがいも、ごぼう、にんじん、しいたけを使ったレンチンでできるカレーです。ごはんは麦ごはんにすることで、白米より水溶性食物繊維を自然に摂れますよ。カレーをお皿に盛り付けたら、最後にビフィズス菌入りヨーグルトをトッピングしましょう」
3.「焼き芋のヨーグルトスムージー」
柴田「焼き芋、アボカド、しょうがを、豆乳とビフィズス菌入りヨーグルトでわったスムージー。寒い季節は焼き芋を温かいまま使いましょう」
年末年始はどうしても食べ過ぎてしまい、正月明けに悩むことも。でも、取り入れる食品を賢く選べば、短鎖脂肪酸を増やせる可能性も。ぜひこの年末年始も賢く腸活を行いましょう。
【取材協力】
福田 真嗣(ふくだ・しんじ)先生
慶應義塾大学先端生命科学研究所特任教授、株式会社メタジェン代表取締役社長CEO。1977年生まれ。2006年、明治大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。理化学研究所基礎科学特別研究員などを経て、’12年より慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授。’19年より同特任教授。’13年、文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。’15年、文部科学省科学技術・学術政策研究所「科学技術への顕著な貢献2015」に選定。同年、ビジネスプラン「便から生み出す健康社会」でバイオサイエンスグランプリにて最優秀賞を受賞し、株式会社メタジェンを設立。同年、代表取締役社長CEOに就任。
柴田 真希(しばた・まき)さん
管理栄養士・料理家。1981年、東京生まれ。女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。27年間悩み続けた便秘を3日で治した「雑穀」や「米食の素晴らしさ」を広めるべく、雑穀のブランド「美穀小町」を立ち上げる。