航空会社勤務ママに聞く、飛行機移動のテクニック
1: 赤ちゃんの場合は搭乗直前に授乳
子連れ移動、特に乳児の場合は搭乗直前に授乳をしておくと楽になることがあります。お腹いっぱいになることで、離陸のタイミングで寝ていてくれることがあるためです。
「私の実家が飛行機の距離にあってよく利用するのですが、離陸と着陸の際に気圧の関係で耳が痛くなって子どもが泣いてしまうんですよ……。着陸のあとはもう飛行機を降りるだけなのでいいのですが、離陸後なかなか泣き止んでくれないときはやはり気まずいです。
2人目が生まれてからやっと『直前に授乳して寝かせちゃえばいいんだ!』と気がつきました。1人目のときに気が付きたかったです」(通信業/39歳)
大人でも、飛行機の離着陸で耳が痛くなったり、塞がったような違和感を感じたりすることが多いですよね。子どもならば、そうそう体験しない痛みにパニックで泣いてしまうのも仕方がないこと。
寝てくれない場合はおしゃぶりをさせる、幼児以上の場合は飴を舐めさせるなどの対策が効果的だった、と語るパパママもいました。
2: 飛行機ではやはり動画やゲームが効果的
飛行機は、自家用車のように大きな声で喋ったり、新幹線のように少し席を立ってデッキに行ってみたりということができません。
長時間、座席で大人しくしておいてもらうためには、やはりタブレットで動画を見せたりゲームをさせたりしているという家庭が多くありました。
すぐに動画やゲームに飽きさせないために、こんな工夫をしているママがいました。
お気に入りのアニメの映画などがちょうどリリースされていれば良いですが、タイミングが合わないことも多いものです。そんなときは、飛行機移動を見越して少しだけ我慢させ、移動時に一気に解放するという方法が効果的なようです。
また、機内で思うようにストリーミング再生などができないこともあります。視聴する動画やゲームなどはダウンロードしておいて、ネットがつながらない環境でも視聴できるようにしておくとベター。
3: 席の選び方にもコツあり
筆者の友人である航空会社勤務のママは、「子連れでの飛行機移動は座席選びで随分楽になる」と話しています。
「飛行機の座席は、前方はビジネス利用の人が多く、後方はファミリーが多い傾向があります。子連れでの飛行機移動の際は、後方を選ぶと周囲に気を使わずに移動時間を過ごすことができます。
また、飛行機は座席を予約した人と実際に搭乗する人の氏名が一致していないといけないというルールがあるので、新幹線の自由席のように、空いているからといって機内での座席移動はできません。
ただ、自分のすぐ横の座席が空席だった場合、荷物を置く程度のことはOKな場合があるので、遠慮せずにCAに聞いてみてください。乳幼児の場合は、子どもに関わる荷物をすぐ横に置いておけるのは安心ですよね」(航空会社勤務/38歳)
事前にスタッフに相談することで融通を利かせてくれる部分がある、というのは飛行機移動のメリットですね。
パシネット(飛行機で使うベビーベッド)なども、事前予約で使用できることがありますし(路線や航空会社による)、紙おむつなどの予備が機内に準備されていることもあります。
少しでも気になることがあれば、早めにスタッフに相談しましょう。