W杯準優勝のアルゼンチンに、柏の意地を見せてもらいたい

スルチャンから生まれた、スルガ銀行オリジナルキャラクター「スルちゃん」。スルちゃんは当日のイベント等にも参加する予定。

今年はW杯イヤーということもあり、ブラジル大会で準優勝を果たしたアルゼンチンのクラブが来日するというのも大きな注目ポイント。代表選手はいないものの、本気のアルゼンチンのサッカーを間近で見られるというのは、ファンにとって大きな楽しみだ。

「ラヌスにとって今大会に参加することで、Jリーグはもちろんその他のサッカー界からも注目されるので、選手たちは本気で勝ちにきます。

南米のサポーターは特有のリズムで、本当に毎回熱い応援をしてくれています。選手たちにとってもステップアップすることができる大会のひとつだと思いますし、ハングリーさもあると思います。負けたら本気で泣くし、勝ったら本気で喜ぶ。

W杯では日本代表が残念な結果に終わってしまいましたけど、柏には日本の代表としてW杯で準優勝したアルゼンチンのチームに意地を見せてもらいたいですね。過密日程の中での試合となりますが、昨年のAFCチャンピオンズリーグの経験がありますし、ホームの利を活かした戦いを期待します。個人的には、ネルシーニョ監督の采配と静岡学園出身の狩野選手、キャプテンの大谷選手に注目しています。

その他にも……と挙げればきりがないですが、何よりも楽しみなのは柏のサポーターですね。南米の方々に日本のサポーターの熱さや想いを届けられるのではないかとワクワクしています」

最後に日本サッカー界にとって貴重なこの大会を、どのように育てていきたいと思っているのかについても聞いてみた。

「南米チームの本気の試合を見られる機会は貴重だと思いますし、サポーターの皆様には日本のクラブの実力を見るひとつの判断材料の大会にしていただければと思います。この大会が南米と日本の架け橋になるといいなと思っています。南米の選手がJリーグにくるきっかけになるかもしれませんし、日本の選手が南米でプレーするチャンスになるかもしれませんよね」

ブラジルW杯では、優勝こそならなかったものの南米勢が大活躍し、そのレベルの高さを改めて世界中に見せつけた。世界を席巻した本場のサッカーを生で見るチャンスはそう多くないだけに、この機会にぜひスルチャンを観戦して南米サッカーとJリーグの熱い戦いを体感してみてはいかがだろうか?
 

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テレビ情報誌、歴史雑誌、カルチャー誌などの編集者を経て、現在は編集プロダクション (株)SCエディトリアルに所属。サッカーなどスポーツ関連の記事をメインに、編集者兼ライターとして活動している。