広報きたもと令和6年11月号は、特集「手話がつなぐもの」を掲載。ろう者や手話勉強中の健聴者、手話通訳者のインタビューと、気軽に手話に触れるイベント情報等をお届けします。


広報きたもと令和6年11月号表紙。北本市内で毎月開催する「手話べりかふぇ」にて撮影。写真右のご夫婦も、出会いは手話がきっかけ。

広報きたもとは、毎月市内全世帯へ3万1,000部配布する北本市の広報紙です。紙面の企画・取材・撮影・編集・デザインすべてを一貫して職員が行い、より市民の皆さんに親しみやすい紙面づくりに力を入れています。
特集概要
- タイトル 「手話がつなぐもの」  
- ページ数 8ページ(11月号は全36ページ)
- 取材先  聴覚障がいのある方(ろう者)、手話を学ぶ専門学校生、北本市専任手話通訳者、「手話べりかふぇ」(手話べりマーケット)、北本手話サークル、手話奉仕員養成講習

なぜ、この特集を企画したのか

特集紙面


北本市手話リーフレット。
北本市では、「北本市手話言語条例」が平成30年10月1日より施行されています。
この条例内では、市の責務として「手話への理解及び手話の普及の促進のための施策を推進し、手話を使用することができる環境を整備するものとする」とされており、これまで手話に関するリーフレットを配布するなどして普及啓発に努めてきました。




そうした中、広報きたもと令和5年10月号で、初めて「障がい」にスポットを当てた特集を掲載し、当事者やそのご家族等の想いを掲載した紙面で市内外から大きな反響を得て、全国広報コンクールの入選を果たすなど対外的な評価も受けました。
こうした経緯もあり、広報きたもとで手話に関する特集紙面を掲載することで、市民の皆さんに広く聴覚障がいや手話について知ってもらい、何から始めればよいのか、どうしたらよいのか考えるきっかけとしたいと考え、企画に至りました。
見どころ
1.「障がいの有無によらず通じ合う、助け合うまちへ」――手話にまつわる当事者の想い「聞こえない私と、聞こえる私。」と題し、ろう者(音声言語を獲得する前に失聴した人。手話を母語とする)の方と、聞こえない女の子との出会いから手話を学び始めた健聴者の専門学校生の方のインタビューを掲載しています。
手話が禁じられていた時代のエピソードや、聞こえないことで感じる日常生活の不安など、なかなかきくことのできない当事者の想いを語っていただきました。







2.家族以上に強い絆を結ぶことも。知られざる、手話通訳者の仕事専任手話通訳者として活躍する小倉明美さん・
池上美津子さんに、通訳を志したきっかけや、
家族以上にろう者と深く関わる専任手話通訳者
だからこそ語れる当事者の生活などについて
インタビュー。
実際に手話通訳者が派遣された聴覚障がい者向けフラレッスンもリポート。




3.すぐにできる、手話の紹介取材に応じていただいた皆さんに「好きな手話
の写真を撮らせていただきました。
解説文を付け、世界共通で使える「I LOVE YOU」や「友だち」、「手伝う」などすぐに実践できる手話を紹介しています。



北本手話サークルの皆さんも撮影に協力!



4.気軽に足を運んでほしい、手話に触れる機会北本市内には、手話ができる人・できない人も気軽に手話に触れることができるイベントやサークル、手話講習が定期開催されています。紙面で紹介した手話を覚えて参加したくなるよう、各イベント等のリポートも含めて楽しくご紹介しました。



北本市内で手話に触れる機会
手話べりかふぇ


日時
第1木曜日14:00~16:00 
★直近は、11月7日開催予定
場所
北本団地シェアキッチン「中庭」
(北本市栄7-1-26-102)
内容
聞こえない人や手話通訳者、手話勉強中のメンバーがスタッフとなり、手話で話したい人がおしゃべりを楽しめるカフェ。市外・県外からも遊びに来てくださる人多数!マッサージや地元農家さんによる新鮮野菜の販売なども。



北本手話サークル


日時
毎週月曜日10:00~12:00
水曜日19:00~21:00
場所
北本市総合福祉センター(北本市高尾1-180)
内容
毎年会員が増えて現在50人突破!年代問わず、
手話の学習やろう者の皆さんと手話のおしゃべりを楽しんでいます。聴覚障害者協会の皆さんと一緒に、納涼会や研修旅行も実施。手話勉強中の人から未経験の人まで、どなたでも歓迎!



手話奉仕員養成講習会


日時
4月~翌年4月(週1回、全45回)
※今年度は毎週木曜日9:30~11:30に開催
場所
北本市総合福祉センター(北本市高尾1-180)
内容
初めて手話を学ぶ人を対象に、ろう者の先生から 手話の日常会話などを楽しく学べる講習会です。



その他の広報きたもと11月号の見どころ
能登半島地震に学ぶ、防災特集「いつか来る、“その時”のために」



能登半島地震の被災自治体へ派遣された北本市職員が現地で撮影した、避難所や被災状況等の写真を掲載。北本市民の皆さんに実践していただきたい自宅での備えとして、「災害用トイレ」「食料・飲料水」「ランタン・電池・バッテリー」をご紹介。地域での備えとして、能登半島地震でも活躍した消防団と、11月17日(日)に予定している防災訓練について案内しています。
北本市防災訓練&消防団特別点検
日時 令和6年11月17日(日)
消防団特別点検▶ 8:20 ~ 10:30
防災訓練▶ 9:30 ~ 12:30
場所 北本総合公園(北本市古市場1-167)

インタビュー「パリで掴んだ金」北本市出身車いすラグビー日本代表・中町俊耶選手



パリ2024パラリンピックで、日本車いすラグビー史上初となる、悲願の金メダルを獲得した中町選手。金メダルを首にかけたときの気持ちやパラリンピック中に印象的だったエピソード、次のロスパラリンピックへの展望などを語っていただきました。


本特集にも登場し、全面的に取材・特集作成にご協力いただいた、専任手話通訳者のお二人。イラストは、北本市役所政策推進部長作。
担当者コメント(編集後記より)例えば、「トマト」という手話は、どんな表現になるでしょうか。調べてみてください。手話をきっかけに人と人とがつながり、手話を知りたい人や通訳者になる人が増えたらうれしいな~。(明)
人生初取材。手話を始めたきっかけ。資格取得・専任手話通訳者への道のり等。いろいろ思い出しました。やはり手話は楽しい。この広報を見て仲間が増えたら嬉しいです。(美)




問い合わせ先
北本市役所市長公室
シティプロモーション・広報担当 秋葉 
電話:048-594-5505
メール:koho@city.kitamoto.lg.jp
埼玉県北本市
北本市は、人口約6万5,000人で、首都圏45キロメートルという立地条件にありながら、美しい里山や雑木林が暮らしと隣り合う、穏やかな緑のグラデーションを描くまちです。大宮台地の最高地点でもある北本市は、地震や水害などが少なく、「災害に強いまち」として高く評価されています。
また、「デーノタメ遺跡」(令和6年10月に国指定史跡となりました)をはじめとする縄文時代の遺跡が多いことは、古くから人々が豊かな自然とともに安心して暮らせる場所として選ばれてきた証しでもあります。

北本市公式サイト https://www.city.kitamoto.lg.jp/
北本市シティプロモーションサイト「&green」 https://andgreen-kitamoto.com/
北本市公式観光サイト「きたこれ」 https://www.city.kitamoto.lg.jp/kanko/
北本市のふるさと納税 https://www.city.kitamoto.lg.jp/soshiki/seisakusuisinbu/koushitsu/gyomu/hurusatonouzei/index.html
広報きたもとバックナンバー(令和6年) https://www.city.kitamoto.lg.jp/soshiki/seisakusuisinbu/koushitsu/gyomu/koho/rewa6koho/index.html
PRTIMES北本市ページ https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/61548
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