観客が求める楽曲を連発しボルテージは最高潮に!
壮大な叙事詩のようなブロックを終えると、TAEMINは息を切らしながら「皆さんこんにちは! TAEMINです」と挨拶し、「‘Veil’へようこそ」と笑顔で歓迎する。MCではそれまでのパフォーマンスとは全く別人のような親しみやすいキュートさが前面に出てくるのも、TAEMINのライブの魅力の一つ。
ここまでのステージに込めた思いや、見えない苦労なども告白。クールなふりをしているけど、実は意外と恥ずかしいと思いながらやっていたり、焦っていたりしていることもあることなどユーモアを交えて話し、観客を笑わせていた。
再びパフォーマンスに戻ると、一つの物語のようだった前半ブロックに対し、中盤はテーマを守りつつ、個々の楽曲の魅力を際立たせるような印象だった。
シャツの中に腕を通す振り付けが特徴的な『Guilty』や、日本でのミニアルバムの表題曲となったTAEMINのしなやかな美が引き立つ『Flame of Love』といった、ファンが「これが観たかった!」と言うような楽曲も織り込む。ファンがコールを入れて参加できる曲もあり、ステージと客席の間の壁を徐々になくしていった。
さらに終盤は全員で盛り上がれる日本語の曲も準備。オーディエンスはビートに合わせて体を揺らしたり、ペンライトを振ったりと汗をかく。「皆さんも踊ってくれてすごく楽しかったです」とテミンも喜びを露わに。本編最後の曲ではオーディエンスとともに声をあげて歌い、最高の一体感を作り上げた。
アンコールでは日替わり曲もあり、その日だけの特別な瞬間を作っていた。また今回のライブではツアータイトルとも重なる新曲『Veil』のJapanese ver.と、『FINALE』も披露されている。『Veil』についてはMCでTAEMINが曲に込めた思いや、制作秘話を自ら語る場面もあり、よりこの曲の魅力を感じることができた。
絶賛開催中のツアーのため、あまり詳しく触れられないのが残念なのだが、とにかく、すべてにおいて芸術性が高く、例えTAEMINの曲を1曲も知らない人が参加したとしても、心の中に何かが必ず残るようなライブになっていた。ぜひ、この感動を会場で体感してみてほしい。“アーティスト”TAEMINの唯一無二な存在感に驚かされるに違いない。
『2025 TAEMIN ARENA TOUR ‘Veil’』
【公演スケジュール】※終了済み公演は除く
千葉公演:LaLa arena TOKYO-BAY(千葉県船橋市)
2025年11月29日(土) 開場16:00/開演17:00
2025年11月30日(日) 開場15:00/開演16:00
兵庫公演:GLION ARENA KOBE(兵庫県神戸市)
2025年12月24日(水) 開場17:00/開演18:00
2025年12月25日(木) 開場17:00/開演18:00
※開場・開演時間、公演内容等は変更となる場合がございます。
【チケット情報】
チケットぴあにて発売中
一般チケット¥13,800 (税込)
この他の詳細についてはTAEMIN JAPAN OFFICIALを参照




























