【実施報告】ウィッシュ・バケーション@長野・軽井沢 2026
公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を(東京都中央区、代表理事:大住 力)は、2026年5月15日(金)から17日(日)の2泊3日、長野県軽井沢において初めてとなる「ウィッシュ・バケーション@長野・軽井沢 2026」を実施しました。
難病を抱えるお子さんとそのご家族に、滞在・体験・食事のすべてを無償でお届けするこのプログラムは、「軽井沢スポーツ祭2026」(主催:NPO法人SC軽井沢クラブ 軽井沢こども未来基金/一般財団法人子どもスポーツ文化支援財団)との連携のもと実施されました。
OBI HOLDINGS代表・当法人顧問である永山 要(ながやま・かなめ)氏の継続的なご支援により、今回の開催が実現しました。
費用は協賛企業・助成団体および寄付者の皆さまのご支援によりまかなわれています。

■ 旅は、総出のお出迎えから始まった
5月15日(金)、難病を抱えるお子さんとそのご家族3組がJR軽井沢駅に到着しました。日本だけでなく、シンガポール・韓国からも駆けつけたOBI HOLDINGSグループのスタッフの皆さま総出で、3家族を笑顔で迎えました。
初めて顔を合わせる緊張感の中にも、スタッフの温かさに触れて少しずつ表情がほぐれていく。バギー2台を含む全参加者が乗れる大型バスに乗り込み、移動中から子どもたちの笑い声がバス内に響きはじめました。
ウェルカムパーティーの会場は、西陽が柔らかく差し込む開放的な空間、FunBase 離山サロン。地元・信州の食材をふんだんに使ったBBQを囲みながら、3家族とスタッフの距離がぐっと縮まっていきました。
テーブルを家族同士で囲む中で、自然な会話があちこちで生まれていきます。初日とは思えない、温かく柔らかい空気でした。
ウェルカムパーティー中、子どもたちは木のチャームに好きな色を塗るワークショップにも熱中しました。OBI HOLDINGSの皆さまが「きれいな色に塗れたね!」と声をかけながら一緒に楽しみ、完成したキーホルダーを早速バギーに取り付ける姿が見られました。
夜のしめくくりは、佐藤さん家の長男・鷲(しゅう)くんのサプライズバースデーケーキ。みんなで一緒にお祝いした瞬間、会場がひとつになりました。
初めて出会った家族同士が、同じ喜びを分かち合う。この一体感がウィッシュ・バケーションの始まりでした。




OBI HOLDINGSの皆さまによる、部門や国境を超えた交流が、このウィッシュ・バケーションをより豊かなものにしてくれています。
OBI HOLDINGSグループ管理本部のご担当者さまは、複数回にわたりこのウィッシュ・バケーションを企画・運営で支えてきたおひとりです。「支える側として日々準備を積み重ねていますが、最後はいつも感謝で終わります。」--その言葉が、今日という日の意味をそのまま表していました。

■ 高原の恵みの中で、家族同士の距離が縮まった
2日目は、浅間山のふもと、標高1000メートルに広がる「Karuizawa Garden Farm」へ。一年中旬のいちごが楽しめる高原農園で、3種類のいちご--ロイヤルクイーン、恋みのり、紅ほっぺ--を思い思いに摘み取りました。




雄大な浅間山を背景に全員で集合写真を撮り、その場でいちごをほおばると「あまーい!」「種類によって、味が違うー!」「小さい方が味濃いー!」と声があがります。いちごパックいっぱい、笑顔いっぱい、笑い声いっぱい。3家族の距離がまたひとつ縮まった午前中でした。

午後は軽井沢風越公園総合体育館へ移動し、スポーツ体験を楽しみました。
夜はホテル内レストランKAGARIBIにて懇親会へ。
当法人の大住代表からは、ウィッシュ・バケーション連携の感謝とともに、Hope & Wishのミッションが語られました。「私たちは、家族と社会をつなげることをミッションとしています。難病のご家族だけを特別な存在として見るのではなく、関わるすべての人が互いに学び合い、ともに成長していく--その相互成長の場を、これからも社会に広げていきたい。」
ご家族の姿が丁寧に紹介されると、会場にいた皆さまが静かに、深く頷いていました。
OBI HOLDINGS代表・永山 要さんからは「回数を重ねることが力になる。これからも開催を続けていきたい」との言葉が。継続的なご支援とともに、この場をともに育て続けてくださっている永山さんのお言葉が、会場全体をあたたかく包みました。

■ 軽井沢の青空の下で、本物のスポーツの時間を
最終日の朝、全員で朝食をいただき、軽井沢アイスパーク/軽井沢・風越公園へ。国内の主要大会・国際大会も開催される日本最大級の通年型カーリングホールを擁するこの施設群が、3日間のしめくくりの舞台となりました。
晴れ渡る青空の下、「軽井沢スポーツ祭2026」がスタート。枠にとらわれない楽しい準備体操で会場全体が盛り上がる中、「都会で暮らしていると、芝生の感触も忘れていた」というご家族の言葉がこぼれました。
朝は涼しかったグラウンドも昼に向けてぽかぽかと温かくなり、太陽の恵みの中で、ご家族はテニスとスナッグゴルフを思いっきり楽しみました。




広いグラウンドを目一杯使って汗を流す中で、笑顔が弾け、笑い声が広がる、そして、人と人の距離感がぐっと縮まる--スポーツが持つ力を、この場にいた全員があらためて感じた時間でした。
スポーツ祭の中で、子どもたちもすっかり仲良くなり、ずっと手を繋いで歩く姿が見られました。「まるできょうだいのよう」--この3日間が生み出した、かけがえのない関係でした。




■ 3日間が生み出した物語
お開きの会では、望月さん家の長男で野球一筋、今回の軽井沢スポーツ祭でもグラウンドを全力で駆け回った望月 琉生(もちづき・りゅうせい)くんが、ご家族を代表してOBI HOLDINGSの皆さまへ手書きのメッセージがぎっしり詰まった見開きのメッセージボードをプレゼント。受け取られた永山 要さんの笑顔が、この3日間のすべてを物語っていました。
望月さん家のお父さん、望月 健人(もちづき・たけひと)さんからは、ご家族を代表して温かいご挨拶をいただきました。「普段からなかなか遠出することは難しい。子どもたちが見せてくれた笑顔を、これからも大切にしていきたい。」その言葉に、ご家族やスタッフの皆さまがこの3日間のご家族のとびきりの笑顔の意味をもう一度、思い出したことでしょう。
その後、法人スタッフ・伊藤から、スタッフ全員からのメッセージカード入りのメダルを、子どもたち一人一人へ。首にかけてもらった子どもたちは、みんなはにかみながら、それでもうれしそうに、誇らしそうに、笑っていました。




お開きの会のあと、家族とスタッフがそれぞれ言葉を交わす姿がとても印象的でした。「また会おうね」「絶対今度のイベントも一緒に参加しよう」--別々の場所に暮らしていても、また成長して会える。
その手ごたえをお互いにシェアできた瞬間に、ウィッシュ・バケーションが生み出す本物のつながりがありました。




■ 代表理事 大住 力 コメント
今回、初めて軽井沢の地でウィッシュ・バケーションを実施することができました。3日間を終えて、あらためて感じていることがあります。
人は、「変化していける存在」だということです。
難病という、ある日突然訪れるかもしれない人生の転機。しかしよく考えれば、人生の中でそのような「変化のきっかけ」は、誰にでも訪れるものです。病気かもしれない、仕事かもしれない、家族かもしれない。その変化の中で、人はどう生きていくのか。どう変容していくのか。
Hope & Wishが難病のご家族と関わり続けているのは、そのことを社会に伝えたいからです。
本気で生きるご家族の姿を通じて、「生きる」ということの本質を、広く社会の人たちと分かち合いたい。それが、私たちの活動の根底にあります。
今回も、関わったすべての人たちが何かを受け取っていました。OBI HOLDINGSの皆さまが、国境を超えてこの場に集まり、ともに動いてくださった。難病のご家族と過ごした3日間が、それぞれの心に何かを刻んでいったと確信しています。
「また会おうね」--お開きの会のあと、家族とスタッフがそう言い合っていた。その言葉の中に、この3日間のすべてが詰まっていました。
大丈夫、ひとりじゃない。
その確信を、関わるすべての人が体いっぱいに感じられる場を--Hope & Wishはこれからも、各地に広げてまいります。改めて、今回ご参加してくださったすべての方々に深く感謝申し上げます。

■ 開催概要
日程:2026年5月15日(金)~17日(日)
場所:長野県北佐久郡軽井沢町周辺(軽井沢風越公園 ほか)
招待家族:難病を患うお子さんとご家族 計3家族
■ ご協力
- OBI HOLDINGS PTE LTD
- NPO法人SC軽井沢クラブ(軽井沢こども未来基金)
- 一般財団法人子どもスポーツ文化支援財団
- FunBase 離山サロン
- Karuizawa Garden Farm
- 軽井沢風越公園(軽井沢アイスパーク)
- 公益財団法人日本財団
■ 法人概要
公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を
代表理事:大住 力(おおすみ りき)
所在地:東京都中央区入船2-9-10 五條ビル4A
設立:2010年(2012年内閣府より公益社団法人認定)
公式サイト:https://www.yumewo.org
■ 本件に関するお問い合わせ
公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を
広報担当:伊藤 洋(いとう・よう)
TEL:03-6280-3214
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