安室透だけじゃない! 新一、平次、キッド…実はイケメン宝庫の『名探偵コナン』
――そもそもみなさんは、安室透が登場する前から、『名探偵コナン』の原作やテレビアニメは見ていたんですか?
Yさん:私は小学生のときからコナンをよく読んでいて、コミックスも71巻まで買っていたんですが、上京するときに70冊近く持っていけないという物理的な理由で一度やめてしまいました。安室透は75巻で登場なので、あと4冊でたどりつけたのに(笑)。
Tさん:私も30巻か40巻くらいまでは兄弟が買っていたので、一緒に読んでいました。
Kさん:私もコミックスは買っていたときがあったんですけれど、そんなに長く読んでいなくて、むしろ映画のほうが見ていたような気がします。
――これまでに『コナン』を見ていて、誰か特定のキャラが気になったことは?
Kさん:私は実はもともとコナンの正体の工藤新一がアニメで初めて好きになった男性キャラクターだったんです。小さいころは新一が恋人でしたね(笑)。それで、映画『世紀末の魔術師』(1999年公開)で怪盗キッドが変装して新一になっているのを見て、「新一に会えた!」って変装にも関わらずすごく興奮しちゃったんです。
その感動のまま「映画=新一に会える」と勘違いして(笑)、劇場版をよく見に行ってたんですけど、結局、これまでの映画では変装含めて5本しか新一って出てないんですよね。なので私は、途中で「なんだ、映画でも新一に会えないじゃん」と気がついて、そこで一度離れてしまったんですけれど。
Tさん:私ももともとは怪盗キッドが好きで、原作やテレビアニメのほうは見なくなっても、怪盗キッドが出る映画だけはかかさず見に行っていました。来年の劇場版はキッドが出るということで、今から楽しみにスタンバイしています(笑)。
Yさん:私は服部平次と怪盗キッドのライバルの白馬探が好きでした。平次が出ている劇場版『迷宮の十字路(クロスロード)』(2003年公開)がすごくよくて、去年公開の『から紅の恋歌』(2017年公開)も平次が出ているので劇場に見に行って、見ている間は平次の女になって楽しんでいました。
だけど、最後に次回作として『ゼロの執行人』の予告が流れたら、もう「降谷さんだ、どうしよう!」「来年まで生きなきゃ!」って一緒に行った友人と身体を叩きあって大興奮して、映画館を出るころには平次の女から安室の女に戻っていました(笑)。
――なるほど。『コナン』は昔からイケメンキャラが結構いたんですね。安室透の登場で突如女性ファンが急増ということではなく、昔から新一や平次やキッドが愛されてきて、それで、安室透は極めつけとしてファンの心をガッと鷲掴みにした…という感じもあるのかもしれませんね。
『ゼロの執行人』、「安室透を100億の男に」の盛り上がり
――『ゼロの執行人』、YさんとTさんは何回くらい行きましたか?
Yさん:数えていないんですけれど、10回くらいは行ったと思います。でも 中には50回以上も見に行った人もいるとネットでみて、まだまだだなと思いました。
Tさん:私も11回か12回くらいは行きました。
――映画公開とともに、いつの間にかSNSで「安室透を100億の男に」という動きが起こっていましたよね。
Yさん:でも、私はあのハッシュタグを見る前から、すごく自然な感情でそう思っていたんですね。それこそ『から紅の恋歌』を劇場で見ていて、次回が安室透・降谷零メインだとわかった瞬間に「よし、100億円の男にしよう」って思いました。
それから、Twitterで「安室 100億」で調べたら、同じように100億円を目指している人が結構いたんです。『純黒の悪夢』は63億円くらいだったこともあり、「やっぱり100億円の男にしたい」って、ファンの多くがごく当たり前に考えたんじゃないかと思います。
Tさん:私は、『ゼロの執行人』を見に行ってから、Twitterで「ああ、こういう動きがあるんだな」って知りました。最初は「100億はちょっと無理じゃないかな」と思って眺めていたんですけれど、結局何度も見に行って100億を目指していて、応援上映にも始めて行って、いろいろと楽しかったです。
Yさん:私は『純黒の悪夢』は、4回しか見に行けなくて心残りもあったんですよね。だから、「目標は100億円だから、回すしかないっしょ」みたいな感じで、『ゼロの執行人』は見に行くたびに違う友人を誘って行きました。今は興行収入86億円くらいで、もう上映が終わったところが多いんですが、10月19日(金)から3週間限定の4DX上映が開始したので、まだまだ回せるなと思ってます。