── クラブが変わっても、国が変わっても、成長は止めない。日本とヨーロッパの架け橋となる継続サポート体制を構築。同体制でのサポートを本気で求める選手を、新たに1~2名募集 ──

1. 発表概要

選手が元々持っている才能と実力を、世界トップレベルへ「最速で」押し上げる「アスリート・グロース・ユニット」を運営する株式会社TNK(代表:笠柳翔)は、サポート選手・笠柳翼のパトロ・アイズデン(Patro Eisden Maasmechelen/ベルギー)への移籍決定に伴い、日本で構築したサポート体制を欧州移籍後もそのまま継続する、日本・欧州越境型フルサポート体制を始動することを発表します。
本移籍にあたりTNKは、クラブ側の理解と協力のもと、TNKに所属する分析官が現地で選手に継続して伴走できる体制を欧州に構築しました。移籍後も、日本で積み上げてきた分析・成長サイクルと生活面のサポートを途切れさせることなく提供し続けます。分析官が選手とともに海外へ渡り、ピッチのすぐそばで成長に伴走する──この体制は、日本サッカー界において前例のない挑戦です。
あわせてTNKは、この越境型サポートを心から求める選手を新たに1~2名募集します。
2. 背景:なぜ「移籍しても続くサポート」が必要なのか
教科書のないサッカーに、地図とコンパスを。

日本人選手の欧州挑戦は年々増えていますが、その多くが直面するのは「移籍した瞬間に、積み上げてきた成長が分断される」という構造的な課題です。
クラブに帰属する育成は、監督・戦略・環境が数年で入れ替わり、移籍のたびにリセットされます。
言葉も文化も異なる環境で、選手はピッチ外の膨大な手続きや生活の立ち上げに追われ、本来ピッチに向けるべきエネルギーを消耗します。
TNKはこの構造に対する答えとして、クラブ側ではなく選手側にマイクロチーム(=アスリート・グロース・ユニット)を置き、成長の履歴・データ・プレーモデルを選手自身に一生涯蓄積させる仕組みをつくってきました。
監督が変わっても、クラブが変わっても、国が変わっても、成長は途切れない。
今回の移籍は、この思想を国境を越えて実証する第一歩です。TNKは日本と欧州の架け橋として、日本サッカー界の育成の仕組みを構造から変えていきます。
3. TNKが日本とヨーロッパで実装するもの ── ビジョンとコアバリュー
プロジェクトビジョン:選手が元々持っている才能と実力を世界トップレベルへ押し上げる

TNKのFootballer Projectが掲げるのは、ただ一つ。
選手が元々持っている才能と実力を、世界トップレベルへ「最速で」押し上げる。
選手はすでに才能を持っています。TNKの役割は、その才能を眠らせず、世界に通用する水準まで最短距離で引き上げることです。
コアバリュー:到達時間を、極限まで短縮する

TNKが勝負するのは、到達点の高さではなく、到達時間の短さです。
加速(Acceleration)── 到達点の高さではなく、到達時間の短さで勝負する。
「いつまでに・どの能力を・どの水準まで」を定量で定義し(マイルストーンの高解像度化)、各到達点までの所要時間を極限まで削る(到達時間の最短化)。雑務や手続き、怪我による離脱など、成長を遅らせる「摩擦」も徹底して取り除きます。試合に出ている期間も、出ていない期間も、成長を止める理由にはしません。今回の欧州挑戦は、この加速を国境を越えて実装する取り組みです。
提供価値:「加速」「伴走」「仲間」の3層モデル
この加速を、TNKは3つの層で実現します。今回の移籍では、その3層すべてが欧州で稼働します。第1層|加速(競技価値):
キャリア設計・試合分析・プレーモデル開発・アスリート能力向上・栄養/コンディショニングの「5つの武器」を、単一の加速ベクトルに統合。週次の分析・戦略ミーティングから日々のフィードバックまで、日本で回してきた成長サイクルをそのまま海外で高速回転させます。
第2層|伴走(継続的伴走価値):
国が変わっても、成長の履歴・データ・プレーモデルは選手自身に蓄積し続けます。あわせて、ビザ・各種手続き、住まいの立ち上げ、お金まわり、キャリアの意思決定支援まで、競技以外の負荷から選手を解放します。実際に本移籍でも、Patro Eisden Maasmechelenのクラブ経営戦略、チーム戦術、選手に対する優先度やWGの選手に求められる要件とステップアップを加味した上で意思決定を行いました。
第3層|仲間(関係価値):
分析官が選手とともに海外へ渡り、勝ち方を一緒に考え、落ち込んだ夜もゴールが決まった夜も同じ熱量で隣にいる。データも手続きも外注できますが、本気で自分の人生にコミットしてくれる他者は買えません。 これがTNKの最も根源的な価値です。
4. 実証と成果:この体制は結果を出してきたのか
TNKのサポート体制は、「加速」の思想が机上論ではなく結果に直結することを、定量データで示してきました。
(1) 競技成績 ── ゴールから逆算した目標設定

2024年時点の90分あたりの得点関与数は0.51。この効率のまま目標の年間20得点関与を達成するには3,942分の出場が必要となり、リーグ戦フル出場でも到達不可能な、物理的に非現実的な水準でした。
そこでTNKは「出場時間を増やす」戦略から「単位時間あたりの効率を上げる」戦略へ全リソースを転換 結果、2025年は出場816分(前年比▲54%)ながら9得点関与を記録し、90分あたりの得点関与数は0.99へと約2倍に向上 この効率は所属クラブ内で90分あたりの得点関与数1位。仮に前年同等の出場時間を確保できていれば、理論値で年間19.6得点関与に相当し、キャリア目標である「年間20得点関与」が射程圏に入る水準まで到達しました
(2) アスリート能力向上 ── 世界基準のアスリート能力向上に向けた取り組み

TNKは専門フィジカルコーチのもと、爆発的パワー・スピード・左右バランス等を定点測定し続けることで、身体能力の変化を可視化しトレーニングに直結させています。
測定開始(2024年7月)から直近までの主要指標の推移は上記の通りです。
爆発的パワーの指標が軒並み向上し、初速や左右バランスはすでに世界基準の目標水準をクリア。「何を、いつまでに、どの水準まで」を定量で管理するTNKのアプローチが、着実に成果へ結びついています。
(3) コンディション管理 ── 試合でトップパフォーマンスを出すための体づくり

ピッチ上のパフォーマンスは、それを支える体とコンディションの上にしか成り立ちません。TNKは専門のスポーツ栄養士と連携し、栄養学に基づく個別の食事設計で、「試合で勝てる体」をつくります。
(1) 栄養学に基づく体づくり(世界基準へのロードマップ) 世界トップの選手は、身長に対して適切な体重(筋肉量)を備えています。TNKはこの差分を指標化し、パフォーマンスを落とさずに毎年段階的に筋肉量を積み上げる中長期のロードマップを描いています。
(2) リカバリーと離脱の最小化 離脱している時間は、成長への投資が止まる時間です。TNKは選手個人のデータと履歴を蓄積し、不調への対応そのものを高速化しています。
- 故障対応の高速化:痛みや不調が出た際に、これまでの故障履歴を即座に参照できるため、原因特定のスピードと初期処置の精度が上がっている
- 発熱プロトコルの確立:発熱時の対処法が個人ごとに標準化されており、翌日の試合までにコンディションを戻すアプローチが確立している
食事・リカバリーの設計も、故障・発熱への対応履歴も、すべて選手自身に蓄積され、クラブや国が変わっても残り続けます。次シーズンに向けては、怪我 年1回以内・離脱日数 年28日以内・同部位再発0を具体的なKPIとして設定し、シーズンを通じたパフォーマンスの安定を目指します。
(4) 移籍後の立ち上げ ── いかに早く本来の力を出せる状態に持っていくか
海外移籍で最も成長が止まりやすいのは、環境が変わる移籍直後です。TNKは、移籍前に選手が持っていた環境とルーティンを、現地で初日から再現することで、この立ち上げ期間の「摩擦」を最小化します。「移籍先で、いかに早く本来の力を出せる状態に持っていくか」──ここまで設計するのが、TNKの越境サポートです。- 食事:練習初日から、日本で食べ慣れた食事を自炊で提供できる体制を整備。食環境の変化によるコンディション低下を防ぐ
- 言語:通訳として選手とクラブ・コーチングスタッフとの意思疎通を支え、言語の壁によるプレーへの影響を最小化する
- 住居・移動:住まいや車の手配・調整を代行し、渡欧直後から生活と移動の基盤を整える
- 通信・手続き:携帯電話番号の取得や現地SIMの手配、ビザ・各種書類、お金まわりまでを先回りして準備し、選手が初日からピッチに集中できる状態をつくる
- コンディショニング:長距離移動による筋肉の硬直をマッサージでほぐすなど、渡欧直後のコンディションをプレーできる状態に戻す
5. 新規サポート選手の募集について
TNKは、日本からヨーロッパへ─そしてヨーロッパでさらに上のステージへと駆け上がる選手を支えるため、同体制でのサポートを心から求める選手を1~2名募集します。

TNK公式Instagram(@tnk2x_united)のDM、またはメール(tnk2x.io@gmail.com)より「サポート希望」と明記の上ご連絡ください
6. コメント
笠柳翼(Patro Eisden Maasmechelen/TNK United)
「移籍はゴールではなく、スタートだと思っています。環境が変わっても、これまで積み上げてきたものは何ひとつ途切れません。同じ景色を目指してくれる仲間がすぐそばにいてくれる。だからこそ、僕は迷わずピッチだけに集中できます。ここベルギーから、さらに上のステージへ最速で駆け上がります。」笠柳翔(TNK United 代表取締役)
「選手の成長が、クラブや国境が変わるたびにリセットされてしまう。この構造こそ、私たちが本気で変えたいものです。この仕組みが一人で終わるなら意味がありません。翼の挑戦をモデルケースとして、日本人選手が海外へ挑戦するときの新しいスタンダードを作ります。彼が海を渡ってからも成長し続け、TNKがその成長を加速し、成功や失敗のプロセス自体を示すことそのものが、次に続く選手たちのための地図とコンパスになると信じています。日本とヨーロッパの架け橋になる。その挑戦を、ここMaasmechelenから始めます。」小駒海晴(TNK United 取締役/個人分析官)
「ピッチのすぐそばで、日々の小さな変化に一緒に向き合える環境を、クラブの理解のもとでつくれたことに感謝しています。TNKの選手が元々持っている才能と実力を世界トップレベルへ押し上げるというプロジェクトビジョンと目標への到達時間を極限まで短縮することするというコアバリューは、選手の隣で積み上げ続けてこそ意味を持ちます。翼と同じ船に乗り、勝ち方を一緒に探しながら、日本の育成の解像度をここベルギーから一段引き上げていきます。」7. TNK Unitedについて

TNK Unitedは、プロサッカー選手の成長を選手自身に帰属させる選手起点型「アスリート・グロース・ユニット」です。勝利の論理をデータと科学で解読し、標準化することで、選手のキャリアを生涯にわたって支えます。
- 理念(なぜやるのか):世界中の人々を、フットボールで幸せにする。
- ミッション(何をなすのか):世界中の人々にとって、フットボールをより高レベルに、より面白く、より身近に。
- ビジョン(どこを目指すか):「アスリート・グロース・ユニット」を、世界と日本サッカー界のスタンダードにする。
- バリュー(どう行動するか):前人未到を歩む/大きな挑戦とリスクを取る/まず何よりも楽しむ。
- タグライン:教科書のないサッカーに、地図とコンパスを。
2つのプロジェクトとTNKサイクルについて
TNK Unitedは、競技力の最大化を図り、選手が元々持っている才能と実力を世界トップレベルへ引き上げるFootballer Projectと、その最大化された競技資本を社会資本にリフレーミングするBeyond Footballer Projectの二つで構成されます。- Footballer Project(競技力の最大化):選手が元々持っている才能と実力を、世界トップレベルへ「最速で」押し上げる。コアバリューは加速(Acceleration)。本リリースで述べた、加速・伴走・仲間の3層モデルによるサポートがこれにあたります。
- Beyond Footballer Project(競技資本を社会資本にリフレーミング):サッカー選手という枠にとらわれず、スポーツの力を通じてファン・地域・サッカー界へ価値を還元する。コアバリューは熱狂(Immersion)を共に創ること。
- TNKサイクル:Footballer Projectが選手の競技価値を「最速」で向上させ、Beyond Footballer Projectがその競技資本を様々な形でファン・地域・サッカー界へ還元する。還元で生まれた共感と収益は、次の才能への投資として再びFootballer Projectへ還流する。
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