「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進する笹川スポーツ財団(所在地:東京都港区赤坂 理事長: 渡邉一利 以下:SSF)は、2 年ごとにわが国の幼児から青少年までのスポーツの「実施頻度」や「実施時間」、「運動強度」などを調査し、現状を明らかにしてきました。

 最新の2025年調査(「子ども・青少年のスポーツライフ・データ2025」は2026年4月9日ご案内済)では、10代の年1回以上・野球実施率は12.4%、推計人口は133万人となり、2001年の282万人から149万人減となりました。少子化の進行に加え、スマートフォン・ゲームなど屋内での娯楽の普及や、公園でのボール遊びの規制といった環境の変化により、年に数回程度レクリエーションや遊びで野球に親しむ層の減少につながっていると考えられます。
※野球実施:学校の授業や行事以外で野球を行った(部活動、習いごと、学校での休み時間等は含む)
公式ウェブサイト




調査結果のポイント

1. 年1回以上の野球実施率:全体12.4%
2001年と比較すると20.5%から8.1ポイント減少

2. 年1回以上の野球推計実施人口:133万人
2001年の282万人から149万人減

3. 性別の実施率:男子20.6%、女子3.9%
2001年と比較すると、男子は37.7%から17.1ポイント減少と半減、女子は2.4%から1.5ポイント増加

4. 年代別の実施率:最も多いのは小学生年代(10,11歳)16.1%
以下、中学生年代(12~14歳)14.2%、高校生年代(15~17歳)10.4%、大学生年代(18,19歳)6.1%

主な調査結果 詳細

■年1回以上の野球実施率の推移(2001~2025年):全体・性別 (10~19歳)
 2025年の年1回以上の実施率は全体12.4%、男子20.6%、女子3.9%であった。調査開始の2001年と比較すると全体は20.5%から8.1ポイント減少、男子は37.7%から17.1ポイント減少、女子は2.4%から1.5ポイント増加している。10代の年1回以上の実施率は減少傾向にあり、特に男子の減少幅が大きく女子は横ばいで推移している。

 直近3回の推移をみると、2021年から2023年にかけて全体は3.6ポイント、男子は5.0ポイント、女子は1.6ポイント増加したものの、2025年の実施率は2023年から全体、男女ともに減少した。特に男子では5.8ポイントの減少となり、2001年の調査開始以降で最も低い割合となった。

図表1. 年1回以上の野球実施率の推移(2001~2025年):全体・性別 (10~19歳)

笹川スポーツ財団「子ども・青少年のスポーツライフに関する調査報告書」(2001~2025)より作成

■年1回以上の野球実施推計人口の推移(2001~2025年):全体・性別 (10~19歳)
 2025年の10代の野球の実施人口は133万人と推計され、2001年の282万人から149万人減となった。男子の推計実施人口は113万人であり、2001年の265万人から152万人減少し、女子は20万人と2001年の16万人から増加した。

図表2. 年1回以上野球推計人口・実施率の推移(2001~2025年):全体・性別 (10~19歳)

笹川スポーツ財団「子ども・青少年のスポーツライフに関する調査報告書」(2001~2025)より作成

注)推計人口は住民基本台帳の10代人口(人)に実施率(%)を乗じて算出

■年1回以上の野球実施率の推移(2001~2025年):性別・年代別 (10~19歳)
 年代別に年1回以上の実施率をみると、2025年は小学生年代(10,11歳)16.1%、中学生年代(12~14歳)14.2%であり、高校生年代(15~17歳)10.4%、大学生年代(18,19歳)6.1%よりも高い。2023年と比較すると、小学生年代は22.3%から6.2ポイント、中学生年代は18.1%から3.9ポイント、大学生年代は9.9%から3.8ポイントいずれも減少したが、高校生年代では大きな変化はみられなかった。

図表3. 年1回以上の野球実施率の推移(2001~2025年):性別・年代別(10~19歳)

笹川スポーツ財団「子ども・青少年のスポーツライフに関する調査報告書」(2001~2025)より作成

■週1回以上の野球実施率の推移(2001~2025年):性別・年代別 (10~19歳)
 全体の週1回以上の実施率は、2009年の11.8%をピークに2025年は6.1%まで減少した。全体をけん引する男子も同様の推移を示し、2025年は2009年22.3%から11.0ポイント低下し11.3%であった。女子は2001年以降、0.5%前後の横ばいで推移している。

図表4. 週1回以上の野球実施率の推移(2001~2025年):全体・性別 (10~19歳)

笹川スポーツ財団「子ども・青少年のスポーツライフに関する調査報告書」(2001~2025)より作成

【子ども・青少年のスポーツライフ・データ2025 調査概要】
調査項目:運動・スポーツ実施状況、運動・スポーツ施設、スポーツクラブ・運動部、習いごと、スポーツ観戦、スポーツボランティア、好きなスポーツ選手、健康認識・生活習慣、身体活動、個人属性 等
調査対象:全国の市区町村に在住する4~11歳・2,400人/12~21歳・3,000人
調査方法:訪問留置法による質問紙調査(4~11歳は個別聴取法併用)
有効回収数(率):4~11歳・1,320(55.0%)/12~21歳・1,438(47.9%)
調査時期:2025年6月28日~7月23日
※「子ども・青少年のスポーツライフ・データ2025」は2026年4月9日ご案内済
子ども・青少年のスポーツライフ・データ

笹川スポーツ財団「行動するスポーツシンクタンク」
公益財団法人 笹川スポーツ財団は、「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進するスポーツ分野専門のシンクタンクです。国、自治体のスポーツ政策に対する提言策定や、スポーツ振興に関する研究調査、データの収集・分析・発信、自治体との共同実践研究などを通し、スポーツで社会課題を解決します。

理事長 : 渡邉 一利
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル3階
設立 : 1991年3月
目的 : スポーツ・フォー・エブリワンの推進
事業内容
・生涯スポーツ振興のための研究調査
・生涯スポーツ振興機関との連携事業
・生涯スポーツ振興のための広報活動
URLhttps://www.ssf.or.jp/
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