専門家が教える、おいしいトーストの焼き方
しかし、家で“外はカリッと、中はフワッと”しているトーストに焼き上げるのは、かなり難しいことです。そんな悩みを解決する方法が、先日放送された『かんさい情報ネット ten.』(読売テレビ系)にて紹介されました。紹介してくれたのは、“ドクター小麦”なる異名を持つ工学院大学の山田昌治教授です。
▶︎焼く前に、麦茶をスプレー
時間が経つと、硬くなっていくパン。これは水分が飛んでいってしまっているから。そこで、麦茶をスプレーすると、水分がまた戻るのです!麦茶に含まれる“フルフラール”という成分が分子レベルで水分と反応することで、パンを柔らかくしてくれるのだとか。山田先生の実験でもスプレー前と後では硬さが全く違うことがわかっています。一度、試してみるのもありではないでしょうか?
▶︎焼く時は、魚用グリルで
焼く時は、魚用グリルを使いましょう。オーブントースターより火力が強いため、中の水分を逃がさないまま、表面をカリッと焼くことができるそうです。またガスは水蒸気を発生させるため、より水分が飛びにくくなるのだとか。実際に山田先生が実験したところ、焼く前のパンの水分量が43.9%だったのにたいして、オーブントースターを使うと44.7%、魚用グリルだと45.9%になったのだそう。
焼き方は、1番弱い火力で約5分間焼けば完成!よりおいしいトーストに仕上げたいなら、表面が良い色になってきたところで裏返すようにすること。そうすることで、両面からきれいに焼くことができます。
食パン以外のパンでも、おいしく焼きたいのであれば、この方法を試してみてください。いつもとは違った焼き上がりになるかと思います。
困った時に手軽にできる、トースト。忙しいけれど、1日の生産性をあげるために食べておきたい朝ごはんには、最適ではないでしょうか?あなたも自宅で手軽においしいトーストを作ってみてください!