そして次はアジを三枚におろすデモンストレーション。
三枚おろしを実践する前に、包丁の持ち方から教わります。この中には主婦の方も多く参加していますが、お料理初心者の人もいます。
ここでは親切丁寧に、包丁の握り方や調理器具の使い方、奥さんがゴミ捨てに出たまま帰って来なくなってしまった話まで、笑いを交えながら教えてくれます。
先生がアジをまな板に置いて、突然水をかけました。
「これは何のためでしょうか?」
先生の質問に「血が・・・」とか「鮮度を・・・」などの答えが上がりましたが、答えは全く違います。
この作業、実はアジのウロコがまな板にへばりつかないようにするためにしています。
確かにウロコが口の中に入ると、すごく嫌な感じがしますよね。お水を流しておくことで、ウロコが張りつかず、水で簡単に流せます。こんな小さな工夫もプロの技のひとつ。まさに目からウロコな魚のさばき方を伝授してくれます。
いざ実践!! 魚をさっそく捌いてみる
各テーブルに別れて、アジを三枚におろします。・・・と、その前に卵焼きの試食が調理台に運ばれていますので試食タイム。
やっぱり見ているだけじゃ分かりませんよね!
さて、それでは各自まな板にアジを乗せ、さっきの先生の言っていた捌き方を思い出しながら包丁を入れます。
「あれ?なんか違う?」
「なんだか実験っぽいな」
お料理をするのが初めてな男性陣は、キョロキョロしながらアジと格闘中。
しっかり先生やアシスタントの方が回って指導してくれます。
切ったアジでお酒によく合う一品作りにチャレンジ
まずは半身を使って「アジのユッケ」を作ります。三枚におろしたアジを半身だけ使って一品作ります。味付けは調理台に用意してあるゴマみそベースの調味料を使用。
斜めに細切りにしたアジを和えます。お店っぽい器に盛り付けて、大根のツマをチョコンと乗せたら出来上がり。作った物を一度集めて、冷蔵庫へ入れておきます。