映画『HERO』が7月18日に公開。主演の木村拓哉をはじめ、北川景子、杉本哲太、濱田岳、正名僕蔵、吉田羊、松重豊、八嶋智人、小日向文世、角野卓造、鈴木雅之監督ら総勢11名が揃って舞台あいさつに臨んだ。
2001年に連続ドラマとして始まった大人気シリーズの劇場版第2弾。とある交通死亡事故を巡り、スーツを着ない型破り検事の久利生公平が大使館、外務省の“壁”に挑む。
この日の舞台あいさつの模様は、全国166館で生中継された。客席を通って木村らが姿を見せると、映画を観終えたばかりの観客は立ち上がって拍手と歓声で迎えた。木村は「昨日までは(この映画は)僕らキャストやスタッフのものと自負していましたが、今日をもって客席にいるみなさんのものになりました。どんな形でも構いません。みなさんなりの楽しみ方をしていただければ」と作品の船出に万感の思いを口にした。
この日は、登壇陣がそれぞれ指で示すという方法で「一番○○な人」を決定。このやり取りを通じて“城西支部”の面々の意外な一面や撮影秘話が明らかに…?「役と普段のギャップが一番大きい人」で最も多くの票を集めたのは、たまにブチ切れてしまう川尻部長検事を演じた松重。当人は「光栄です。役者冥利に尽きます!」と喜びを語った。
「一番NGが多い人」は本人以外の満票で杉本に栄冠が。「納得いかない」という杉本の言葉に吉田が「え!?」と信じられないといった表情を見せ、杉本は「嘘です…(苦笑)」と陥落。八嶋は「逆に結束が高まった」と語り、木村も「みんなでセットで円陣を組んで、気合いを入れて撮影に臨んで一発OKをもらったりもしました」とうなずいた。
そして「一番ドSな人」という質問では、やはり(?)、木村が最多票を獲得! 木村自身は否定し、小日向こそがドSだと主張。「“ブラック・コヒ”がいるんですよ。他人のNGを誰より喜んでた」などと語るも、北川が木村との会話を明かし「一回、『超ド級のSだと思う』と言ってました」と証言。木村は、取調室で北川とふたりきりで出番を待つ間の会話を述懐し「北川さんが『どうしよう?どうしよう?』って言ってて、『ジタバタしてんじゃねーよ』って言いました。『何でそんなこと言うんですか?』と言うから『テラ級ドSだからだよ。黙ってろ!』と…(苦笑)」と発言を認め、会場は笑いに包まれた。
締めの挨拶では、木村は映画のエンディングに言及し「ああいう形で終わりましたが、このまま終わるか続くかは、きっとみなさん次第」とさらなる続編への意欲をのぞかせていた。
『HERO』
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