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シーズン2からのレギュラーメンバーとはいえ、ブランク後の撮影初日。その緊張感は間違いなくあった。だが、木村、というよりは「久利生らしい機転」が、この場を溶け合わせ、氷解させた。
画面を見るかぎり、久利生として、あくまでも自然な振る舞いに映るが、あのアクションは本番撮影の直前に生み出されたものである。
アクティヴであると同時に柔軟。
フレキシブルな木村の発案があったからこそ、久利生と麻木が宇野っちを挟み撃ちにする、その後のコミカルな成り行きも躍動することになった。
奇しくも、クランクアップ日もブールを片手に、今度はネウストリア大使館の面々をペタンクに誘う久利生のお茶目な表情が撮影された。映画『HERO』は、撮影スケジュール上、ペタンクで始まり、ペタンクで終わったのである。
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