6.咳マナーに気をつけて

式の最中は、咳やくしゃみの音に気をつけましょう。

保護者席は人が密集していますので、なるべく音をたてないようにハンカチで口元をおさえてください。

また、3月上旬といえば早くも花粉症に悩む人も出てきますが、できれば式典中はマスクは外したほうがいいでしょう。意外に思うかもしれませんが、あくまでフォーマルな場であることを意識してみてください。

7.背筋を伸ばし、両膝をそろえて着席

着席時の姿勢にも気をくばりましょう。背筋を伸ばし、両膝をそろえて着席します。

誰も見ていないからと、猫背でだらしなく座っては、せっかくの装いが台無しです。子どもたちは、卒園・卒業式本番に向けて良い姿勢を保つよう、何度も練習しています。ママもエレガントに座りましょう。

8.”君が代”は、保護者もぜひ一緒に歌って

卒業式といえば、式次第に必ずあるのが”国歌斉唱”。

このときはぜひ、保護者も一緒に歌いましょう。声を出してよいものかと躊躇してしまいがちですが、誰かが歌えば、周囲も歌います。せっかくの子どもの式典です。参加できるところは、積極的に参加しましょう。

9.拍手は胸の高さで、気持ちをこめて手を叩こう

拍手をするときは、胸の高さで手を叩きます。

生徒の入退場はとても長いので、拍手をするのもだんだん疲れてきてしまうものですが、膝の上で申し訳程度にぱらぱらと拍手している姿は、何だか残念です。

自分の子どもだけでなく、全ての子どもをお祝いする気持ちで、ぜひ、心をこめて拍手してあげてください。

以上、ママが知っておきたい卒園・卒業式のマナーでした。春も、もうすぐそこに来ています。お子様の門出を、晴れやかな気持ちで祝ってあげてくださいね。

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。