メンバー5人の「イチオシのマーベル作品」は?
髙野:『ドクター・ストレンジ』自分も魔法が使えたらいいな
――そんなみなさんの、イチオシのマーベル作品は?
髙野 僕は『ドクター・ストレンジ』(16)が好きですね。
街がグルグル回転したりするめまぐるしい映像が面白くて、ほかのヒーローにはないドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)の魔術に純粋にワクワクしたし、カッコよかった。
自分も魔法が使えたらいいなとも思った憧れの作品ですね。
――ドクター・ストレンジのキャラクターも好きですか?
髙野 ちょっとぶっきらぼうで、一匹狼みたいなところもあるけど、アベンジャーズのみんなと一緒に戦ったときに、仲間を信頼したり、アイアンマンを守る瞬間があって。そういうところで人間味が見えるのがすごく素敵だなと思います。
大森 本当にその通り。『ドクター・ストレンジ』では一匹狼で不器用な感じのキャラとしてしか描かれていなかったけれど、アベンジャーズになった瞬間に彼の人間味や弱い部分が出てくるのが魅力なんだよね。
若井:『マイティ・ソー バトルロイヤル』神話が絡んでいるしストーリーに入りやすい
若井 僕は『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17)ですね。
マイティ・ソー自体が好きなんだけど、シリーズの前2作を観てきた人が面白いと思うシーンがこの第3作には散りばめられていて。
どこに行っちゃったんだろう思っていたハルクがここで出てくるんだ? という驚きもあったし、初めて観たときはそういうドキドキ感やワクワク感がたくさんある映画だな~って思った。
あと、衝撃的だったのはやっぱりソーが短髪になるところ(笑)。
藤澤 本当にそうだよね。
髙野 あのトレードマークだったロングヘアがないから……。
大森 一瞬、誰?ってなる(笑)。
若井 ね~(笑)。でも、ああいうシーンもファンは胸が熱くなるんだよ。
藤澤 そ~ね~。
大森 藤澤はハロウィンでソーだったもんね。
藤澤 僕の髪の色がソーにちょっと似ていたからハロウィンのイベントでソーの格好をさせてもらった。
髙野 最終的にはカツラを被っていたけどね(笑)。
藤澤 そうね~(笑)。でも、ソーのストーリーやセリフには神話が絡んでいるし、聞いたことのある名前のキャラクターがモチーフになっていたりして、誰でも作品に入っていきやすいのもいい。
髙野 ソーのいちばんの武器“ムジョルニア(死にゆく星の心臓で作られたと言われる鉄槌。
飛行道具でもある)”を一瞬で破壊されて、観た人が「えっ、どうするの?」って思ったことが、その後のワクワクする展開に繋がっていくのもいいよね。