山中:私もマーベル作品にハマったきっかけは大森。最初に見たのは…
山中 私もマーベル作品にハマったきっかけは大森で。たぶんいちばん最初に「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)を観に行こうよ」と言われて、そこからだったんですよね。
大森 だから最近だね。
山中 そう。それまでは全然知らなかったけど、それきっかけで“じゃあ観てみよう”と思って、私もいちばん最初に観たのは確か『アイアンマン』の1作目だったような気がする。
自分の中のそれまでのヒーローのイメージは超人的な能力を持っている人だっただけど、あれを観たときに生身の人間が頭脳と技術を使ってヒーローになるところがすごく心に響いたんです。
元からヒーローとしているんじゃなくて、ヒーローになっていったのがすごく衝撃的で。
それから、マーベル作品をたくさん観るようになって、メンバーのみんなとも映画館に観に行くようになりました。
藤澤:奥深いドラマや温かいものを知れたのがすごく好きになったポイント
藤澤 僕は幼稚園とか小学生のときに大好きだった格闘ゲームでマーベルの名前を初めて知ったんですけど、ゲームでは最終的な目的がどれも悪役のサノスを倒すストーリーだったので、そのときはヒーローというのはだいたいこういう感じだよなって思っていたんですよね。
でも大森と出会って、マーベルの映画を薦めてもらって観てみたら、みんなも言っているように、キャラクターのひとりひとりにそれぞれの人間味やバックストーリーがあって、悪役も悪役という設定がされているだけで、そっち側にもそっち側の戦う理由や正義があった。
カッコよさやアクションのスゴさだけではない、そういう奥深いドラマや温かいものを知れたのがマーベル作品をすごく好きになったポイントですね。
大森:海外の“何とかレンジャー”みたいなものに触れた気がした
大森 僕は正直に言うと、サム・ライミ監督の方の『スパイダーマン』(02)を観て、なんだ、これ?ってなったのが最初なんだよね。
小っちゃいときからヒーローものや“何々レンジャー”みたいなものは好きだったんだけど、あの『スパイダーマン』を観たときに海外の“何とかレンジャー”みたいなものの歴史に触れた気がして。
おっ、これはなんかスゴいぞ! いろいろ観てみたいな~と思ったタイミングで次に観たのが『アイアンマン』で。
でも、当時はアイアンマンがどんなヒーローなのかも知らなかったんです。だから綾華がさっき言ったように、スーツやマスクを自分で一から作る特殊能力があるわけでもない天才科学者のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)がメイン・キャラになっているのがすごく面白いなと思って。そっからなんですよね。
マーベル作品をどうやって知ったか?って言うと、それぐらいで、本当に気づいたら箸を使っていたみたいな感じでハマっていたんです(笑)。