2019年は、「スター・ウォーズ」や「ハリー・ポッター」を超える、世界興行収入No.1シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」を手掛けるマーベル・スタジオにおいて、これまでにないほど大きな転換期を迎えようとしています。
2018年は、マーベル・スタジオにとって10周年という節目の年。
『ブラックパンサー』は全米で記録的な超ヒット、アメコミ映画として史上初・アカデミー賞(作品賞、美術賞、衣装デザイン賞、作曲賞、主題歌賞、音響編集賞、録音賞の7部門)にノミネートされる、歴史的快挙。
この10年を牽引してきたアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーたちヒーローの “終わりの始まり”『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、比喩ではなく観客たちを呆然とさせる衝撃をあたえ、
最高のバディ・アクション・ムービー『アントマン&ワスプ』では、笑いと感動と共に、今後の展開に向けての重要な布石を打ってくれました。
2019年は、アベンジャーズ誕生前の物語を描く『キャプテン・マーベル』(2019年3月15日公開)と、そのアベンジャーズの物語がついに集大成を迎えることとなる『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年4月26日 日米同時公開)の公開によって、一つの区切りを迎えることになります。
この2作品を最大限楽しむために、今の内に復習しておいた方がよいMCU映画を、3作品紹介。注目ポイントを解説します。
アベンジャーズ結成の瞬間|『アベンジャーズ』(2012)
あらすじ
地球制服を企てるロキ(ソーの弟)に対抗するため、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)の長官ニック・フューリーの指揮の元、ヒーロー達を集めた最強チーム「アベンジャーズ」を結成することに。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、さらにS.H.I.E.L.D. のトップエージェント、ブラック・ウィドウ、ホークアイを加えた先鋭メンバーで、ロキと、宇宙人チタウリの軍団を迎え撃ちます。
個性的で自己主張の強いヒーローたちは、衝突を繰り返すも、とあるきっかけで結束し、地球存亡の危機に立ち向かいます。
注目ポイント
なんと言っても、アベンジャーズ結成が描かれるところがポイント。
『キャプテン・マーベル』では、若かりし頃のニック・フューリーが、アベンジャーズ計画に乗り出すことになる理由が描かれるため、改めて『アベンジャーズ』を見ておきましょう。
さらに、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で生き残ったのは、結成に関わった、アベンジャーズのオリジナルメンバー。
重要なキャラクターとなるため、彼らが初めてチームを組んだこの作品のストーリーは必見です。