レーススタート! 熱き戦いの火ぶたが切って落とされる

開会式には京都府京田辺市「キララ商店街」のきららちゃんも登場。6年前に誕生したキャラクターだが「永遠の4歳」とのこと。

優勝するとお米90キロ相当が贈られます。 そして、開会のあいさつ。東京のど真ん中でレースができるのは、この人たちのおかげです。

京橋三丁目町会・会長 木下さん
「このあたりは、日本で一番地価が高い土地。そこでレースができるというのは貴重な機会です。いすに座り地に足をつけて、ケガに気をつけて、じっくり耐久レースに挑んでください」

日本事務いすレース協会代表理事 田原さん
「もともとは小さな商店街からのスタートでした。シャッターの閉まったお店が多く、なんとか活性化したいといす-1グランプリを始めました。いまでは様々な場所で行われ、台湾でも開催の予定があります。これからも街を盛り上げていければと思います。皆さん、今日は最後まであきらめずに頑張ってください」

スタート地点に選手が集合してきました。皆さん意気込みは十分です。

観客もカウントダウン! チェッカーフラッグが振られ、いよいよレース開始! 各選手、一斉にスタートします。

勢いよく飛び出していきますが、足をちょこちょこ動かして進む様子は意外と地味!! しかしカーブでは混戦もあり、キャスターのゴロゴロガラガラという音も迫力があります。

2時間にも及ぶレースだけあって、さまざまな見どころがあります。 緊張のスタート、そしてF1さながらに選手たちがコーナーに入ってくる様子にも注目です。

3人で交代しながら走ります。あらかじめ「○周ずつ」と決めて走るのか、走れるだけ走るのか、各チームによって作戦も異なるようです。2~3周もするとイスより先に身体が壊れてくるとのこと……。

コスチュームも様々です。

イカ娘……? この足さばき、ただ者ではないんじゃなイカ。
初音ミク。身体はごついけど、顔はカワイイ。ミクさんがんばれ、超がんばれ。
持ってる男、本田圭佑選手!?

30分が経過した時点での途中結果

1位 チームコクヨ 30周
2位 Okamura Victorty 27周
3位 KOKUYO-MARKETIMG お祭り男 25周

レースを見ていると、とにかくコクヨが早いのです。走行スピードはもちろん、選手交代もスムーズ。コクヨ株式会社の方に秘訣を聞いたところ、これまでにも数多く参加しているようです。経験、ノウハウの積み重ねがあるだけではなく、新しい選手のリクルーティングにも力を入れているのだとか。

コースの周りには大勢の観客が。各企業の応援団に加え、たまたま通りかかった人、外国人観光客も興味深そうに一風変わったレースを観戦していました。

レースを支えるスタッフの方たち。何周したかを人力でカウントします。2時間もあるので、かなり大変な作業と思われます……。