双子妊娠、おめでとうございます!
とびきりのサプライズと共に“双子プレママ”ライフが始まった方も多いのでは?
不安な事は多々あれど、特に生まれる前から考えておきたいのが「授乳問題」。
現役双子ママライターが、双子育児の母乳&ミルクにまつわるアレコレついて、よくある疑問をまとめてみました。
1人の身体で2人分。母乳足りるの?
双子育児で母乳が足りるかどうか、これは母子の体調や体質等によるところが大きいと思うので、一概にいうことはできません。
そして母乳育児はたしかに素晴らしいものですが、そこにこだわり過ぎるあまり、ママがストレスを溜めてしまうのもよくありませんよね。
我が家についていえば、生後1週間は混合、その後1カ月頃まで完母、2~3週間の混合を挟んで、それからは完母で来ています。
ちなみに現在2歳を過ぎましたが、保育園の登園前と寝る前は、いまだモリモリ飲んでいます。
わたし個人は「できれば母乳で育てたい」と考えていました。が、どうして上記のような変遷をたどったかといえば、産後すぐは母乳の出があまりよくなかったこと、また中途で足りなくなったことによります。
双子ならではのママ&子どもの事情
冒頭で“母子の体調や体質等による”と書きましたが、わたしのケースはまず、多胎妊娠・出産と産後の寝不足によると思われる母体の過度の疲労が一因、そしてもうひとつ、産院の助産師さんから指摘されましたが、子どもの成長過程による理由もあったようです。
双子は早め・小さめで生まれてくることが多く、一定の吸引力を要するおっぱいをうまく吸えず、必要量をおっぱいから摂るのが難しいことがあるのだとか。
また吸う力が弱いためにおっぱいへ刺激が伝わらず、母乳の出に影響することもあるそうです。
さらに赤ちゃんの体重が増えてくると飲む量が一気に増える段階があるそうで、そうすると2人分の需要増に母体が追い付かず、生産体制(?)が整うまで、母乳が足りなくなることもあるのだとか。
お恥ずかしい話「母乳、母乳」と思い詰めるあまり、わたしも意固地になっていた時期がありました。思うようにおっぱいの出ない自分を責めて、泣いたことも一度や二度ではありません。
ただ助産師さんの分析を聞き、納得できたことで肩の力が抜けました。また近所の助産院で子どもたちの発育を確認しながら、おっぱいマッサージ等のケアを受け、搾乳機による搾乳指導などもしていただけたおかげで、母乳育児も、徐々に軌道に乗りました。
これは、あくまでも個人的な経験談です。おそらく重要なことは、自分の思い描く子育てについて、冷静かつ的確にサポートしてくれる人がそばにいてくれるかどうか、ではないでしょうか。
双子を母乳で育てたい! と考えているのであれば、その想いに共感して支えてくれる産院や助産院に、ぜひ助けてもらってください。
ただ『苦労 も2倍!? 「双子」の妊娠・子育てにまつわる“よくある質問”と答え』の記事でも触れていますが、赤ちゃんふたりを連れての外出は、簡単ではありません。近場ですぐ顔を出せる、もしくは自宅まで出張してくれる、そんな味方が見つかれば心強いですね。