哺乳瓶授乳の便利クッション
ミルクの場合は、誰かほかにあげてくれる人がいればいいのですが、ママひとりの時には左右に1本ずつ哺乳瓶を持っての授乳になるでしょう。
これが意外に肩がこるので、手放しで授乳できる哺乳瓶専用クッション「ママ代行ミルク屋さん」等を愛用しているママもいます。
そしてミルクづくりも、哺乳瓶の洗浄や消毒も、自分たちにとってできるだけ楽な方法を選ぶことをオススメします。
キューブタイプのミルクは、朦朧とした意識のなかで調乳しても「スプーン何杯入れたっけ?」ということがありません(←体験談です)。
哺乳瓶を多めに準備したり、調乳ポットを用意したり。ミルクの利点のひとつは“ママでなくともできる”ところですから、パパとも作戦会議をしながら、双子授乳プロジェクトを進めてください。
母乳はやっぱり“タンデム”で!
母乳の場合は“タンデム授乳”、つまり左右のおっぱいをひとつずつくわえてもらいます。
赤ちゃんが小さくてフニャフニャのうちは怖い気もしますが、授乳クッションをママの身体の左右または前側につけて、両側でいわゆる“フットボール抱き”をしながら授乳するのがスタンダードな方法でしょうか。
そのうち子どもたちのほうが、上手にバランスを取って飲んでくれるようになります。
赤ちゃんたちがある程度大きくなれば“添い乳”もタンデムでできるようになるので、夜間の授乳もぐっと楽になります。
ほかにも、ひとりに母乳をあげている時間に、もうひとりにはミルクを、というご家庭もあります。こんなフレキシブルな対応は、混合のメリットのひとつかもしれません。
フレキシブルということでいえば、搾乳のできるママであれば、搾った母乳を哺乳瓶で与えることで、母乳と哺乳瓶両方のメリットを活かすこともできるでしょう。
もちろん、いつだってタイミングが合うわけではありません。夜中にあっちにあげて、こっちにあげて、としていたら窓の外が白々と……なんていう日もあるでしょう。
「合わせなくちゃ!」と思ってばかりいると逆に疲れてしまうこともあるので、できるだけ合わせる方向で、気が付いたら大体合っていた! くらいの感覚でゆけたらよいのではないでしょうか。
もちろん、ひとりずつでも大丈夫
そして慣れないうちは、ひとりずつの授乳になるのは当然のこと。ふたり同時にお腹が空くと、ひとりを泣かせておかざるを得ないこともあります。
これも多胎ファミリーなら、ほとんどみんなが通る道。赤ちゃんにとっては泣くのも運動の一環ですし、相棒の授乳を待っている間に泣いたくらいで“サイレント・ベビー”にはなりませんから、心配はいりません!
ママが苦しい気持ちを抱いてしまうのは仕方のないことですが、家族の愛情はちゃんと伝わるそうなので安心してくださいね。
双子授乳のかわいらしさは、超ド級です。母乳の場合は、タンデム授乳に授乳室などでギョッとされることはありますが(笑)双子ママならではの幸せ時間を、ぜひ満喫してください。