自身が怪我で走れなくなった際、完治に向けたトレーニングを面白くするために「こんなものがあったら…」と頭に浮かび、それが具体化したという本サービス。デジタルだからこそ世界中の人々がユーザーになりえるという、広いスケーラビリティを持ちます。
専用コンソールをトレッドミルに設置すれば、bluetooth接続によってスピードの正確性が持つとのこと。今後は外でも使用できるGPS版の提供も予定されています。
すでに、トレッドミルをはじめとしたフィットネス機器の開発・提供を行うライフフィットネス社と提携。日本版のリリースも予定されているとのことで、非常に楽しみです。日本のマラソン市場については、伝統的かつ競技性が高く、大きな可能性を感じていると話してくれました。
実走!苦手なトレッドミルを楽しめるか!?
実はイベント当日、私は午前中にランニングしてきたため、足元はランニングシューズを履いていました。それを見たスタッフの方から、
「よかったら、実際に走ってみますか?」
というお声がけが。もちろん断る理由などなく、喜んでトレッドミルへ。トレッドミルが苦手で飽きてしまう私だからこそ、リアルにそのメリットをお伝えできることでしょう。
セッティングは簡単。コンソールとアプリをBluetooth接続し、アバターとコースを選択すれば走り出せます。タブレットなどの画面はもちろんですが、HDMI接続すれば外部モニターにも映し出されるので、より大きな画面で臨場感溢れるランニングが楽しめるようです。
こちらは、いつも通りトレッドミルを走るだけ。トレッドミルが動き始めると、画面上のアバターが動き出しました。少しずつスピードを上げていくと、画面上の景色も移り変わりが早くなっていきます。
ついペースを上げて、1km以上も走ってしまいました。映像を見続けているだけで視覚的に変化があり、いつもより楽しんで走ることができます。応援の声まで聞こえるので、本当にレースを走っているような感覚になれます。
しかもコース上に他ランナーの姿があるので、抜かれたり抜き返したりするのが面白い。知り合いなどでグループを作り、その人だけのアバターを表示させて走ることも可能なのだとか。走っている空間には1人でも、グループトレーニングのようにモチベーションを高める効果もありそうです。