そうですね。

私はアルバイト経験が1度もないから、お休み中にアルバイトをしてみようかと思ったこともあったんです。

でも結局、怖気づいてしませんでした。アルバイトの制服の名札に「宮澤佐江」って書いてあって、お客さんに「え? ええ!?」って、毎回突っ込まれたら、ちょっと困るかなとも思ってあきらめました(笑)

自分自身、もし多趣味だったら、その趣味がお仕事に生かせられたのかもしれないけれど。趣味は趣味で、熱しやすく冷めやすい性格だから、お仕事に生かせる武器もないし…。休んでいる間、感情がループしていました。苦しかったところといえばこの部分かな。

いたい場所はここしかないんだけど、もう戻りたくない気持ちもある。でも、他にやりたい仕事もないし…、キラキラした世界に行きたいけど、戻り方がわからない…。

『ピーターパン』のお話と、ホリプロに所属することに救われて、今があるという感じです。お芝居をしたり、人とお話したり、写真を撮ってもらったりするのは、評価されて落ち込んだりすることもあるけれど、

“やっぱり自分はこのキラキラした世界が好きなんだ”

って、思うことができました。

事務所の方々は、「アイドルを10年やって、これだけのキャリアを積んだんだね」って、元々あった「宮澤佐江」を、ちゃんと理解してくれて付き合ってくださっています。

それも、AKB48グループが大きくなってくれたからこそですが、この元々の宮澤佐江を事務所の方が、大切にしてくださっていることが本当にありがたいですし、感謝しかありません。だから今は、もう、

「何でもやります!」、「来るもの拒まず!」、「罰ゲームでもやります!」という感じです(笑)

「絶対やりたくなかったバンジージャンプも、必要とあらば飛びます!」

っていう、き、き、気持ちはあります。あはははははは…(冷汗)

--佐江ちゃんのバンジージャンプ体験…。そのときはまた「ミラチャイ☆」で、ぜひお話、聞かせてください! それでは今回も、ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします!

はい!(笑)。ありがとうございました。

次回の更新は、11/8(金)予定です。

撮影:山田大輔 スタイリング: 藤井エヴィ ヘア&メイク:伊藤遥香

1990年8月13日生まれ。東京都出身。O型。AKB48のメンバーとして活躍。2016年4月1日に旧チームK特別記念公演でグループを卒業。『王家の紋章』、ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』、『TOKYO TRIBE』、ユーミン×帝劇vol.3『朝陽の中で微笑んで』、地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.15『ZEROTOPIA』、『ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season2』などに出演。連載から生まれた書籍「これさえあれば。」が発売中。Official

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