問答無用で侵食してくるファンシーワールド

子どもの頃は好きだったはずのファンシーなアイテムですが、気付けば「嫌い」と言ってもいいくらい縁遠い存在になっていました。

ギャルたちがケータイ(というかPHSか…)にジャラジャラと全国各地のご当地キティちゃんをくっつけていたあの時代にも見向きもせず、子ども向けキャラの代表格・アンパンマンなどもってのほか(笑)。

だからこそ、妊娠・出産・子育てで避けては通れない“キャラもの”とのお付き合いが再開されるというのは、自分は何も変わっていないのに、世間一般的な「母」のイメージを押し付けられるような気がして、大げさなようですが、めちゃくちゃ気が重かったです。

自ら受け入れるのではなくて、問答無用だし…。

妊娠中は、なんとかして「アンパンマン抜き子育て」ができないものかと、本気で考えていましたが、もし、同じように考えている人に今、お伝えするなら、「アンパンマンだけは抵抗しても無駄だ」ということでしょうか(笑)。

私、娘に一切アンパンマンの存在を教えてないんですけど、あっという間に侵食されますから!

そんなキャラものとの覇権争い、第1戦目でいきなり完敗させられるのが「母子手帳」です。

もらわない訳にもいかないし、妊娠中は愚か、出産後も長いお付き合いになる母子手帳。私の時は落ち着いたモスグリーンの表紙にシンプルなミッフィーちゃん柄だったので、まだ受け入れやすく、本当に本当に(笑)心から良かったと思いました。

思いの外、母子手帳の表紙はリニューアルされるようで、現在、横浜市で使われているのは青いコアラの女の子「ペネロペ」。

今でこそ、ペネロペちゃんはアニメでその存在を知りましたが、いきなりあれを渡されていたら、「何この生物…」とげんなりしていただろうな、と思うとちょっと笑えます。

そうはいっても、このファンシーな手帳を持ち歩くのは当時まだ抵抗があり、速攻で自分好みの「母子手帳入れ」を手に入れました。

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