同書でも解説されています。日本人のごぼう抜きで記録をもっているのは、村澤明伸さんが達成した“ごぼう抜き”。2011年に2区を担当した村澤さんは、なんと17人も抜き去ったのです。

大会自体の最高記録は20人。これは、2009年にキダウ・ダニエルさんがみせたもの。なぜ、このような大胆な“ごぼう抜き”が生まれたのでしょうか。これにはいくつかの理由があると同書で分析されています。

そもそも、ダニエルさんの走力があるのも間違いないのですが、例年のようにこの時も1区がだんご状態。ダニエルさんが襷を受けたのは22位。そして、TOPとの差は1分46秒しかありませんでした。

つまり、持ち合わせた走力にプラスして、参加校が多く、後方で襷を受け、目の前のランナーが団子状態になっていたという好条件があったのです。

最近の大会では山登りの5区に注目が集まりがちですが、2区では様々な見どころがあるのです。なかなか見られない“ごぼう抜き”ですが、今大会は同様のドラマは生まれるでしょうか。

箱根駅伝の開催まで、あとほんの少しです。