スノーボーダーのお父さん、お母さん。
「子どもにスノーボードデビューさせるのは、まだ早い」
「まずはスキーからじゃないとダメ」
と思い込んでいませんか?
良質なスクールさえ選べば、幼児や小学校低学年でも楽しめる&上達する
私自身、スノーボーダーですが、当時5歳と3歳だった子どもたちには、やはり、スキースクールから受講させました。
ところが、現在、3シーズン目で、約10件のスキー&スノーボードスクールを受講させた経験すると、「低年齢=スキー」は、固定観念に縛られていただけかもしれない、と思うようになってきました。
良質なスクールさえ選べば、幼児や小学校低学年でも、親が驚くほど、スノーボードを楽しめるのです。
我が子にスノーボードデビューさせる際に、パパ・ママが気になる、5つの疑問に、実体験から答えます。
- スノーボードは危険ではないの?
- 何歳からデビューできる?
- ぶっちゃけ、幼児でも楽しめるの?
- どれくらい練習すればゲレンデに出られるようになる?
- 良質スクールの見つけ方・探し方は?
1. スノーボードは危険ではないの?
何と言っても、気になるのが、安全面。
ビギナーレベルで、きちんと安全配慮をしている前提であれば、スキーと比較して、特別にスノーボードのほうが危険だと感じる場面は、今までありません。
逆エッジ転倒
ご存知のとおり、両足を固定するスノーボードですから、エッジが引っかかって転倒したときに、地面に叩きつけられる形になるケースがあります。
が、ビギナーレベルでは、サイドスリップの練習が主で、あまりスピードが出ず、転倒しても、スノーボード特有のリスクは感じません。
発育が進み、身体ができていくに従って、徐々にステップアップしていくのであれば、一般論として、大きな問題にはならないでしょう。
安全面に力を入れるスクールが多い
また、各スクールで、安全面には、かなり配慮している様子が、うかがえます。
デビュー時に、持ち方(エッジで手を切らないよう、必ず手袋をして抱える)や、雪上での置き方(滑っていってしまわないよう、バインディングを下向きに置く)のレクチャーは、当たり前。
舞子スノーリゾートの「ママミキーキッズスノースクール」では、ヘルメットのほか、膝当てプロテクターを装着します。
タングラム斑尾の「タングラムスキー& ボードスクール」では、変に手を突いて骨折しないよう、転び方のレクチャーからスタートしました。
また、2016年に取材した、STEP7の敏腕コーチ、肌附麻衣さんも、
「しっかりプロテクターをして、確かな道具選びをすれば、他のスポーツと比べて、スノボだけが小さい子には危ない、ということはありません」
と語っていました。
ゲレンデに出る際はヘルメットでの防護は必須
唯一、気になるのは、練習エリアからゲレンデに出て以降ですが、雪上に座っているときです。
ご存知のとおり、スノーボードは、立ったまま静止するのが難しいので、待機時は、お尻をついて座ったり、膝をついて中腰になったりします。
インストラクターは安全を考えて、待機場所を選ぶわけですが、滑ってくる側が万が一、コントロールを失っていれば、突っ込まれる可能性がないとは言えません。
もちろん、こうした危険は、スキーでも、スノーボードでも、同じで、ことさらスノーボードだけが危ないわけではありません。
ただ、座っている分、頭の位置が低いので、スキーよりも、やや危うさを感じます。
ゲレンデに出るのであれば、ヘルメットでの防護は、必須であるように感じます。