2. 何歳からデビューできる?
基本は、5歳を目安に考えると良さそうです。
各スクール、受講資格を5歳以上に設定しているケースが多い傾向が見られます。
実際、3歳、4歳では、自分でスノーボードの着脱ができないケースが多い事実があります。
うちの息子の場合も、4歳でスノーボードデビューしていますが、身体機能の発達や、発育の面から見て、本格的な練習までは難しいかな、という感覚でした。
中には、舞子スノーリゾートの「スノーボードスクールSTEP7舞子校」 など、4歳以下も応相談としているスクールもあります。
4歳以下の場合は、集中してレッスンに取り組むというよりも、年齢や、やる気にあわせて、“無理なく楽しむ” ところに主眼が置かれている、と考えたほうが良いでしょう。
3. ぶっちゃけ、幼児でも楽しめるの?
意外なほどに、楽しめます。
私自身、スノーボードを始めたのは、10代後半でしたが、正直なところ、ビギナーのうちは、あまり楽しかった思い出はありません。
まず、斜面で立つのが大変。
我流で、うまくいかず、何十回と転びながら、無理やり覚えていったこともあり、サイドスリップから、ターンへの移行に、とても苦労しました。
そんな過去があるので、子どもたちが「スノーボードやりたい!!」と言い出しても、漠然とまだ早いんじゃないの? やってもめげちゃうんじゃないの? と思い込んでいました。
なによりも、スノボの楽しさを実感! からスタート
ところが、実際にスノーボードスクールを受講してみると、各スクール、子どもたちに「スノーボードって楽しい!」を実感してもらうために、工夫しています。
印象的なのは、オリンピアンで、キッズボーダー育成の第一人者である、橋本通代さんの「スクールオブスノーボード」取材。
特に、デビューしたばかりの頃は、スノーボードの楽しさを、すぐに体感できなければ、子どもたちの「やりたい!」が引き出されません。
一番最初に “楽しい” スイッチが入るのは、まるですべり台を立って滑る感覚の、まっすぐ滑り。
止まり方を知らなくても、自然と止まる形状のスロープを使用して、レッスン開始10分で「スノーボードって楽しい!」を体験します。
実際、他のスクールでも、初期の段階では、止まり方や、サイドスリップの仕方よりも、まず、行きたい方向に真っ直ぐ滑る体験から、始めるケースが多いようです。
その後も、小さな達成感を積み重ねつつ、子どもたちの意欲を引き出し、徐々にレベルアップしていけるよう、各スクールで工夫しています。
また、スノーエスカレーターが完備されているスキー場が増えているのも、大きいように感じます。
子どもも、体力的にめげにくく、効率よく練習を進めていけます。