ママもプレッシャーに押し潰されないで
3歳を過ぎると、オムツが取れている子がほとんどです。そんなとき、わが子がまだお漏らしをしている状態ですと心配ですね。
実際に「オムツが取れていること」を条件にあげている園もあります。そんな風に言われてしまうと、3月31日までに必死に訓練したくなります。
でも、急には出来るようにはなりません。
入園許可はもう出ているのですから、「ちょっとまだ怪しいな」と思ったら、完全には出来ていないことを正直に園の先生に話しておきましょう。
「遊びに夢中になっていたら、お漏らししてしまうこともまだありますので、声かけしてくださると助かります。どうぞ宜しくお願い致します!」
と、園の先生に手助けしてもらいましょう。これで拒否されることはまずないと思います。
そして、子どもには決して「オムツが取れないと幼稚園には行けないんだよ!」とか「そんなんじゃ、園に行ったとき先生に怒られちゃうよ!」などと言ってはなりません。
希望でない園に通う場合
残念ながら不合格で、親が希望する園に入学許可が下りなかった場合もありますよね。
そんなとき、「○○幼稚園に入園できず、不本意ながら近所の幼稚園に行くしかなくなってしまった。本当は行きたくなかったのに…」などと思うかもしれません。
けれども、これを子どもの前で「本当は○○幼稚園に行きたかったのにねえ~」などと口に出してしまうと、これから小学校入学までお世話になる園に対して、良くない印象を子どもに植え付けてしまいます。
親の気持ちはぐっとこらえて、わが子には入園する園の書類を見せて「ここに通えることになったね。良かったね」と言いましょう。
幼稚園に楽しく通わせるコツ
子どもに入園の期待感を持たせるために、このようにしてみましょう。
- 大人でもいきなり知らない場所に行くのは不安なもの。3月に何度か園に出向いて、外から園庭で楽しそうに遊んでいるお兄さん、お姉さんの様子を見せましょう。
- 園が給食ではない場合、通園時の持ち物のお弁当箱、箸、スプーン、フォーク、ナプキン、巾着袋、タオルなどを一緒に買いに行きましょう。(手作りを指定されている場合は、子どもの前で作ってあげましょう)
アンパンマンやディズニーキャラクターなど、子どもが大好きなキャラクターで揃えても良いですね。 - 家で幼稚園ごっこをして遊びましょう。親が先生役をして、子どもに「これが出来ないとダメですよ!」と命令するのではなく、子どもに先生役をさせるのがポイントです。
まとめ
幼稚園に行くために練習してはいけません。あくまでも、子ども自身の心の中に「幼稚園に通うのが楽しみで仕方がない」という気持ちを持たせるのがコツです。
そして、「生まれて初めて親と長時間離れるのだから、泣くのは当たり前」「生まれて初めての集団生活なのだから、友達と喧嘩するくらい当たり前」と、親が広い心を持ってドーンと構えていることが大切ですよ。