3: 大人びた言葉遣いで学びのスタイルが分かる!?
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子どもが突然、聞いたことのないフレーズを発したり、大人びた言葉遣いをしたりすることはありませんか?
実はそのフレーズや言葉遣いの情報源に、子どもからのサインが隠れています。
テレビ、本、ネットなど、何の媒体を通して知識を得ることが得意な子なのかがこれで分かるのだそう。この傾向が見られたら「何で知ったの?」と積極的に子どもに質問してみましょう。
そのような傾向がわかっていれば、学びの環境づくりはかんたんです。その環境を親が積極的に与えればよいのです。出典(『それは子どもの学力が伸びるサイン!』著・富永雄輔)
傾向が分かったら、あとは親がその環境を整えてあげればOKです。
富永さんは、
いくら親子でも、親御さんが得意としたやり方が、子どもにも通用するとは限りません。出典(『それは子どもの学力が伸びるサイン!』著・富永雄輔)
こう話しています。
知識を得るための媒体も多岐に渡っているこの時代。固定観念にとらわれず、柔軟に子どもの興味に対応していきたいですね。
4: 周囲の友だちや先生を「嫌い」と言い出したら?
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子どもが周囲の人たちを「嫌いだ」と言い出すと、もしかしたら周囲と上手くいっていないんじゃ、何か嫌われるようなことをしているのかも……と不安になってしまいますよね。
しかし、この言葉は親を信頼している証拠、子育て成功のサインなのだそう。そして子どもから本音を聞き出すチャンスなのです。
この際の子どもとの会話のポイントは、頭ごなしに「あなたが悪い」と決めつけないこと。
人は嫌いな人の話に共感してもらえると、相手との距離が一気に縮まります。それは人間の心理のネガティブな側面なのですが、親子関係においては、年齢とともに隠し事も多くなる子どもの本音を聞き出すひとつのテクニックです。出典(『それは子どもの学力が伸びるサイン!』著・富永雄輔)
富永さんはこう語っています。
このように常に子どもの本音を引き出す土壌を作っておけば、誰かを「嫌いだ」から始まる何らかのSOSも聞き出しやすくなるのです。
親が決めつけず、自分に寄り添ってくれるという安心感が、結果的に勉強や習い事などに打ち込める原動力にもなります。
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日々成長していく子どもの変わりゆく発言や行動に、親は常に惑わされっぱなしですよね。
しかし、親が戸惑うようなその瞬間こそが子どもの成長のサインです。見逃さず対応することで、子どもはどんどん伸びていくのですね。
今回紹介した以外にも、富永さんの著書には親が気になる子どもの言動から読み取れるサインや、学力アップに関するアドバイスが満載。
日々変化する子どもの学習環境にどう対応していけば分からない! と悩んでいるパパママにもおすすめの一冊です。