2015年

第106回 第107回

2015年の春くらいから、古着っぽいテイストが入ってきていると思うんです。

それは、当時の衣装さんに「古着が好き」って、ひと言話したのがきっかけなんです。それから、古着屋さんや、リメイク系のお店の服を借りてきてくれることが多くなって。しかも、4月のときの白い服! これは買い取りました!

これも確か、古着屋さんで借りてきてくれた服で、上は買って、ついこの間までうちにあったんだけど、最近バイバイしました。この頃から、古着が好きな「古着女子」っぽい格好が入るようになったと思います。

--確かに、この頃からテイストが変わってきた感じがしますね。

この写真を撮ってるときは、たぶんもう、「卒業」する話を、秋元(康)先生に話した後ですね。

2015年の春に、さいたまスーパーアリーナでコンサートがあって。AKB48の当時の選抜が「僕たちは戦わない」っていう曲を、1曲だけ披露したことがあったんです。そのコンサートのどこかのタイミングで、秋元先生に「卒業考えてます」って、言ったと思います。

「さいたまスーパーアリーナの秋元先生の楽屋」ってことだけ覚えてます。

ここから私の苦痛の年が始まるんです!

大好きなSKE48のメンバーの子たちに、卒業することを隠して生きていくっていう、勝手に自分で苦しんでいた時期が。

さすがに「ミラチャイ」でも秋元先生に話したことは言ってなかったから。でもこの頃から、卒業を覚悟したうえでの取材が始まっているはずです。

--第113回では、今年で最後の総選挙と言ってますね。

ほんとだ! 匂わせですよね(笑)

その2015年の赤いジャージのところ。そこから、ヘアメイクさんが変わったの。

第112回 第113回

それで、“今なら、自分がやりたい感じのヘアメイクをしてもらえるかも”と思って、マネージャーさんに提案したんです。「ミラチャイの中で、<衣装のテーマ>を決めて撮影したら面白そう」って。

--「衣装シリーズ」ですね。この2回後くらいから始まりますね。

そうですよね。「浴衣」を着たり、

「フェス」の格好をしたり。

--この赤いジャージは、攻めたジャージですね。

スポーツ用品のブランドの服は、ジャージとして着ることが多かったんです。だけどこの頃から、私服でも組み合わせられるテイストが増えてきたような感じだったんだよなぁ。おしゃれ。カジュアルだなぁ。

撮影は、公園みたいなところでしたんですよね。逆上がりしたりして。

--小さい子たちも遊んでましたね。

そうそう、覚えてる、覚えてる。

--赤いジャージのときは、髪の感じもだいぶ違いますね。

おしゃんな感じを作ってくれるヘアメイクさんで、私の髪も長くなっていたから、こういう髪型もやりやすくなったんだと思います。ショートだとできる髪型が限られちゃうけど、長いとアレンジしやすかったりするから。

このアディダスのジャージは、自分がプライベートで買おうと思っていたのを偶然、衣装さんが持ってきてくれたんです。だから“ラッキー! ”と思って着てみました(笑)

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