2歳児クラス

イヤイヤ期に突入する2歳児。ほかの子と関わるようになりますが、自分の欲求を抑制する脳の前頭前野が未発達ですので、思い通りにならないと大騒ぎします。

「順番ね」と言っても聞き入れず、思い通りにならないと癇癪を起します。トラブルが一番多い時期です。

3歳児クラス

だんだんと社会性が芽生えてきます。幼稚園が3歳から始まるのも“社会性が育ってから集団生活へ”という意味で、理にかなっています。

ただし、幼稚園でも年少児に当たる3歳児クラスはまだ自分が中心です。「友達と仲良く」というよりも、喧嘩する方が多かったりします。

また、“平行遊び”といって、砂場で個々に泥団子を作ったりバケツに砂を入れたりしていているだけで、ほかの子と協力して山を作ったり池を作ったりする子はあまり見られません。

勝敗を競うトランプをしたり、鬼ごっこ、かくれんぼをしているのも主に年長児です。

4~5歳児クラス

この頃になってくると、相手と楽しみを共有したり、相手の痛みをわかるようになり特定の友達が出来ます。いわゆる大人が考えるような、友達関係が築けるようになってくるのです。

0~1歳の時期にやるべきこと

子どもが将来、社会性のある人になるには特定の養育者との信頼関係を築いていることです。主にそれは母親であることが多いですね。

“オムツが汚れている”“眠い”“甘えたい”“遊んでほしい”“不安だから抱っこしてほしい”と言うときに、それを叶えてもらう経験です。これにより愛着が形成されていきます。

3歳から幼稚園に入れる場合はそれまでに家庭内で「自分が好きなように遊んでいて、それを見守ってくれる人がいる」という体験をさせること、そして親という安全地帯を作っておくことです。

保育園でも0歳児クラスは赤ちゃん3名に保育士が1人つきます。長時間の勤務になるので時間帯により関わる保育士は変わりますが、行き当たりばったりで複数の保育士が関わるのではなく、主に子どもの面倒を見る保育士は決められています。