続いて、呼吸について。赤根さんによると、ヨーガの世界では呼吸法は氣をコントロールする調氣法と考えられていると言います。

「ヨーガでは、肉体と同時に私たちはエネルギーのからだももっていると考えます。調氣法でエネルギーを調え、からだに氣を巡らして、エネルギー体を元氣にします。」

出典(椅子に座って、いつでもできる 着席ヨーガ))

実際、呼吸は自律神経と密接に関わっていることも証明されています。
息を吐くときは副交感神経が、吸うときは交感神経が働いているため、長く深い呼吸を意識することで副交感神経を優位に働かせられ、おのずとリラックスした状態になるのです。

このことから、ヨーガの呼吸法の基本である、目を閉じて「鼻から息を吐き、鼻から息を吸う」動作を習慣にすると、心の状態も安定していくというのは道理にかなうと言えるでしょう。

「着席ヨーガ」には、体の凝りが解消され、美しい姿勢を保つために必要な筋力がアップするだけでなく、呼吸法によって心の状態もコントロールできるようになるなど、精神面でも良い効果が。簡単なステップで、誰でも無理なく手軽にできる「着席ヨーガ」を普段の生活に取り入れて、体も心も健康になりましょう!

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