じつは、地球ゴージャスのときも、ハッピーな感じですごく楽しかったけど、よそには言えない、スムーズにいかないことがカンパニーの中で起きていたんです。
スムーズにいかないことがあったからこそ、皆が一丸となって“ひとつにならなきゃいけない”っていう気持ちを共有していたというか。
『王家』も色んなスムーズじゃない状況があって、そこを皆で共有できているからこそ、自分たちが頑張らなきゃいけないという気持ちになっていて。
“舞台に立つのは自分たちなんだから”っていうのかな。
そういうポテンシャルを皆が持っているから、すごく仲がいいんだろうなって思うんです。
それは今まで「ミラチャイ」の中で、話してきたことにも通じると思うんです。
普通というか、平凡すぎても何も感じない。何か苦難な道があるからこそ、仲間がひとつにまとまる瞬間があるというか。
それはSKE48のときにもいえることで。(松井)玲奈が”卒業”ってなったとき、SKE48のメンバーの気持ちが崩れたり、(松井)珠理奈が体調を崩したり。
そういうことがあったからこそ、皆が“負けちゃいけない”っていう気持ちを共有して持ち上げていって。その先にあったのが、すごく素敵なパフォーマンスだったり、コンサートだったと思うんです。
SNH48のときも、すぐにビザがおりなかったからこそ、1年越しに立てた舞台で、思わず涙を流してしまうくらいの嬉しさがあったと思うし。家族との絆も、より深まったと思うんです。
もちろん自分は楽しいことを望んでいるし、一生笑っていたいと思います。
だけど、“人生、ラクあれば苦もある”じゃないけど、なにか“壁”があったりすると、その“壁”を超えたとき、喜びや楽しさが倍になったり、皆がひとつにまとまったりするんだなって感じてるんです。
今回の『王家の紋章』の現場でも、それをすごく感じてます。
ーー『王家』で“壁”が見えてきたときどう思いましたか?
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