興行通信社が7月11日、12日の全国映画動員ランキングを発表しました。
スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』(全国375館)は公開3週目も首位をキープ。公開3週目の『もののけ姫』(全国375館)は2位、『風の谷のナウシカ』(全国375館)は3位とトップ3に変動はなし。
新作からは人気コミックを実写映画化した『私モテ』など、3作品がランクインしました。
10位『ゲド戦記』
世界中に多くの読者を持つ児童文学の傑作『ゲド戦記』を、スタジオジブリの手でアニメ映画化。監督・脚本を、宮崎駿の息子である宮崎吾朗が担当。均衡が崩れ始めた異世界を舞台に、人間らしい生き方や命の大切さを問いかける作品です。
9位『WAVES/ウェイブス』
『イット・カムズ・アット・ナイト』で注目された俊英トレイ・エドワード・シュルツが気鋭のプロダクション、A24の下で手がけた青春ドラマ『WAVES/ウェイブス』(全国76館)が初登場9位にランクイン。
心に深い傷を負った若者たちの愛の再生を、フランク・オーシャン、ケンドリック・ラマー、レディオヘッドらの楽曲と共に情感豊かに描き出します。自在に動き回る独創的なカメラワークや美麗な映像にも注目です。
8位『MOTHER マザー』
長澤まさみが自堕落な母を演じる衝撃のドラマ『MOTHER マザー』が8位に。
実際に起きた少年による祖父母殺害事件に着想を得た、母と息子のセンセーショナルな人間ドラマです。その場しのぎの生活を送る自堕落な母と息子の間に芽生える“ある感情”と、凄惨な事件が描かれます。
監督は『日々是好日』の大森立嗣で、プロデューサーは『新聞記者』の河村光庸。主演は『コンフィデンスマンJP』の長澤まさみ、共演には阿部サダヲなど。
7位『ランボー ラスト・ブラッド』
シルベスター・スタローンが、最強の帰還兵を演じる人気アクションシリーズの完結編です。
愛する者を救うためにメキシコの凶悪な犯罪組織に立ち向かうこととなる主人公ランボーの死闘がドラマチックに描かれます。
『キック・オーバー』などでメキシコの犯罪の世界を描いたエイドリアン・グランバーグが監督を務め、パワフルなアクションを演出しています。
6位『ドクター・ドリトル』
ヒュー・ロフティングの世界的ベストセラー『ドリトル先生』シリーズに着想を得た、アクションアドベンチャーが6位に。
ある治療法を求めて伝説の島へ向かったドリトル先生が思いもしない大冒険を繰り広げます。動物と話せる名医ドリトルを演じるのは『アイアンマン』シリーズのロバート・ダウニー・Jr 。動物の声役でエマ・トンプソンらが出演しています。